2012年10月26日

日本の武器

レアアース生産停止に追い込まれた中国の誤算(木走日記)

2010年の尖閣諸島沖中国漁船衝突事件に端を発する日中の対立では、中国はレアアースの輸出制限を対日外交の武器に使った。そして今回も中国はレアアースの輸出制限で圧力を掛けようと考えたが、その武器を無効化したのは、日本の恐るべき「技術力」だった。

(エントリより)
 中国政府にとって大きな誤算となったのは、最大の輸入国であった日本が、これほど短期に驚異的な技術革新を実現し中国依存だけではなくレアアースそのものの依存からの脱却技術を相次いで実現し、中国からの輸入を2年で1/4まで減少させたことでしょう。

 そしてこれらの技術革新は後戻りすることは決してない、それどころか日本ではさらなる技術革新が続いています、中国企業の願い虚しく、日本へのレアアース輸出量が回復することはまず期待できないでしょう。

 中国政府はレアアース対日輸出禁止という「外交カード」を不用意に用いたことで、日本企業に「チャイナリスク」の恐ろしさを気づかせ、そしてその対策を講じることを本気にさせてしまったのです。

 日本にとっても中国のレアアース対日輸出規制という「外交カード」を無効にしたことは、今後のよい教訓となることでしょう。

 やはり資源のない島国日本は、高い技術力を維持し続けることが一番の「外交力」なのだとあらためて認識しました。


日本人が知らない日本の底力:

原料さえあれば何でも作り出してしまう技術力



参考:
中国、最大手などレアアース生産停止 今年半減 需要が急減(泥酔論説委員の日経の読み方)
中国、対内直接投資「減少」に怯え「尖閣妥協」論が浮上した内幕(勝又壽良の経済時評)
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2012年10月01日

ホロコースト・ドグマ

日中韓の対立をナショナリズムで語ることの愚(Meine Sache)

中国、韓国の反日運動を見るにつけて感じ取られるのは、両国のナショナリズムの強さ。しかしブログ主は両国の姿勢に単なるナショナリズム以上のもの―――「ホロコースト・ドグマ」を見てとる。

(エントリより)
中国、韓国ともに非常にナショナリズムの強い国です。しかし両国ともに、ナショナリズムだけでなりたっている普通の国民国家ではありません。

かつての中国には、ナショナリズムと並んで共産主義という理念があり、それが一党独裁強権政治の正当性を支えてきました。韓国の場合は、ナショナリズムと並んで「反共」という理念があり、それを北朝鮮に対して朝鮮半島の正当政権であることの拠り所としてきました。

しかし両国の国家統合の理念は、冷戦の終結により1990年前後に瓦解してしまいました。本来であれば、このとき中国の共産党政権は崩壊し、中国大陸の地図は塗り替わるはずでした。韓国は破綻国家の北朝鮮を吸収したのち普通の国民国家へと脱皮するはずでした。

ところがそうはなりませんでした。ロシアから旧東欧ブロックにかけて、統合の理念を失った国家が相次いで崩壊したヨーロッパに対して、アジアではものの見事にステータス・クオ(現状維持)が続いています。このグロテスクな不自然を可能にしているのが、「世界最凶の極悪国家日本によるホロコーストの被害者」という神話、「ホロコースト・ドグマ」なのです。

両国ともに、かつてはそれほど反日ではありませんでした。中国などは、政府レベルでも市民レベルでも世界有数の親日国でした。しかし1990年に前後して反日教育、反日プロパガンダに力を入れ始め、日本の悪行を告発する記念館を建設したり、新たな抗日記念日を制定したり、反日ドラマを量産したり、半世紀以上前の親日派を裁く法律を制定したりして、古い傷跡を切り開き、傷などなかった部位にまで新たな傷をつくる作業を始めました。

価値を失った共産主義や反共という理念のプロキシ(代理)として、自らをホロコーストの被害者とするイデオロギーを確立するためです。これにより、中国共産党は一党独裁を継続する大義名分を獲得し、韓国は北朝鮮の同胞を見殺しにして経済的繁栄を享受しつつ、都合よく民族愛を叫べる特殊な立場に立てるのです。
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2012年09月29日

中国の野望

不惑には遠い日中関係の原点見据えよ(泥酔論説委員の日経の読み方)

「日中関係の原点を見据えよ」と説く日経の社説に対する泥酔氏の回答。

(エントリより)
所謂「歴史問題」を出してくるのは、それしか因縁をつける所がないって証左です。
繰り返しになりますが、尖閣問題は太平洋でアメリカと対峙しようという中共の大戦略の一環であり、「無人の小さな島々のために日中が争い、アジアの安定を揺るがしたり世界経済を危機に追いやったりしてはならない」だなんて矮小化するのは危険です。
彼らは数十年、百年の単位で太平洋への覇権を考えている、国家戦略としては当然のスパンですが、いまの日本人はそれをよく理解してない、いや理解できないようです。
1970年代、1000万人もの自国民を文化大革命で虐殺した中共は疲弊しきり、周恩来はアメリカや日本との接近を図ります。
力がない時は友好を進め、その間に力を蓄えるのが覇道というものですが、中共はこれを実践してきたのです。
それから40年、日本を抜いて世界第二位の経済大国になっただけではない、軍事的にも急速に近代化を果たしており、このまま放置しておけばアジア太平洋のパワーバランスが崩れるでしょう。
そうした観点でみると、数十年なんてのは「あっ」と言う間であり、とりわけ長いわけでもありません。
日経はじめメディアは40年前を回顧し、日中関係も原点に立ち返れと言いたいのでしょうが、あまりにもナイーブな思考だと言わざるを得ません。
40年間、中華実現のための戦略を着々と実行してきた彼らと、「力がない時は友好」という時代で停止している日本の中国観、このギャップが致命的です。


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2011年08月06日

生水OK

【中国BBS】そのまま飲める日本の水道水に、中国人が驚き!(サーチナ)

場所によってはカルキ臭かったり、生水NGである場合もある日本の水道水だが、総じてそのまま飲めることは中国人には驚きという話。

そういえば、以前うちの会社に仕事で来たインド人が、給湯室の水道の蛇口を指差して「これは飲めるんですか?」と聞いてたっけ。

(エントリより)
● aukddi   
  中国旅行に行く日本人には、事前に中国の水道水は飲めないと説明する必要がある。旅行者が薬を飲むのに中国の水道水を使ってお腹を壊したということがあったらしい。俺が中国に帰国したときもお腹を壊したが、日本に帰ってきたら治った。中国の水源地の状態を見てみろ。中国で生水を飲んでも平気になったら、それはこの劣悪な環境に順応した証拠であり、中国の水道水が日本の基準に追いついてきた証拠ではない。
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2011年01月18日

遺言

サヨナラ。(日々是チナヲチ。)

ネット随一のチャイナウォッチャーだった御家人氏。死の病を患ってからもブログ更新を続けていたが、容態悪化による入院に伴い、知人に頼んで投稿してもらった記事。

(エントリより)
一応、「中国観察ブログ」を自称していますから、最後に中国について、いくつか。

 ●中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮。

 上海の摩天楼などの風景に騙されてはいけません。一党独裁という本質において中国は北朝鮮と等質であり、いざとなれば独裁を守るため、いかなる流血の事態を引き起こすことも辞さないでしょう。

 状況によっては、進出している外資企業の強制接収や、在中外国人に対する資産凍結や略奪などが、「官」によって行われても不思議ではありません。

 いざとなったら、何を仕出かすかわからない。……これは頭の隅に入れておくべきことだと思います。


 ●中国は、多民族国家である。

 「多民族」というとチベット人、ウイグル人、モンゴル人などを想起しがちです。確かに中国は56種類の民族によって成立しています。ただし、こうしたいわゆる少数民族が総人口に占める割合は僅か4%であり、残りの96%という圧倒的多数派を形成しているのは漢民族(チャイニーズ)です。

 私に言わせると、この漢民族こそが「多民族」なのです。北京人、上海人、福建人、四川人、広東人、河南人、東北人。……そのいずれもが国家として成立し得る規模を有しているため、感覚的には外国人同士といってもいいくらいの意識の違いがあります。

 中国が統一と分裂の歴史を繰り返してきた理由も、ここにあります。独裁政権は、実質的には武力に頼って統一を維持するほかありません。実際に中共政権も人民解放軍をあくまでも「党中央の指揮に絶対服従するもの」とし、国軍化を断固否定しているのはこのためです。

 「中国人」というものは、例えば国際的なスポーツの試合や外交問題のような限定的な状況でのみ、頭をもたげる特異な観念なのです。日常的には、あくまでも地縁・血縁最優先。例えば東京のコンビニや居酒屋の中国人アルバイトが、往々にして店ごとに「××人」と地方閥で固まっているのは、その好例といえるでしょう。

 もし中共政権による統治を保証している人民解放軍が地縁や利権その他の原因でバラけ始め、党中央軍事委員会を頂点とするピラミッド型命令系統の維持が困難になったときには、国際社会の思惑がどうあれ、中国には割拠に似た状況が現出することになるでしょう。


 ●必ず「中共語」でニュースを読むこと。

 以前にも何度か紹介したことがありますが、ここで念を入れておきます。一般に使われている中国語と、政府や党中央などから発せられる「中共語」は同じものではないということです。

 「日中友好」を中国語に訳すると「中日友好」。ただしこれが「中共語」になると意味が大きく異なってきます。凡例をいくつか挙げておきますので、ニュースで中国の公式声明に接するときは、これを以て解読してみて下さい。

 「対話」→「中共の言い分の押しつけ」「中共からの命令伝達」
 「協議」→「中共の言い分の押しつけ」「中共からの命令伝達」
 「協力」→「中共への奉仕」
 「平和」→「中共による制圧下での非戦時状態」
 「友好」→「中共に従順」
 「交流」→「中共の価値観の押しつけ&軽度の洗脳」


 しかしなから、と付け加えておきます。

 中国がどうなろうと、日本政府がしっかりしていれば何も心配することはありません。

 その日本政府を選ぶのは、私たち日本人です。

 ですから結局、日本人一人ひとりの、民度と品格が問われることになるのです。

 いちばん大切なのは、実はそのことではないかと私は考えています。
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2010年10月27日

Angry Young Man・その2

愛国だったら何してもいいんだ!と暴れる厨国の厨(散歩道)

前回のエントリで就職氷河期に直面した中国の若者達「蟻族」を紹介した。彼らは社会に鬱屈した感情を抱き、ネットをそのはけ口にしている半面、中国当局による規制により、ネット上での彼らの議論が深まることはない。深まらない議論が行きつく先は極論を是認する空気である。

(エントリより)
「理性的愛国」呼びかけに反発、「日本、叩くべし」の声続々=中国
  人民網は24日、尖閣諸島問題などの絡んで発生した反日デモについて、「中国の一部の群集が、一部の日本人の誤った言動に治して義憤を覚え、愛国の熱情を表現することは、完全に理解できる」、「しかし、非理性的で違法な行為には賛成しない」などと主張する論説を発表した。実質的に共産党・当局の意思表明と考えてよい。多くのメディアが転載したが、インターネット・ユーザーは、同論説に反発し、「日本を叩く(たたく)べし」と主張する書き込みが相次いだ。

<略>

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1026&f=politics_1026_012.shtml


中国ってさ、致命的なアホが相当数居るんだよね。しかもやたら行動力あるアホが。


中国版ネット右翼こと「糞青」の例(中国リアルIT事情)

その「致命的なアホ」こそが「糞青」である。上の記事でインタビューを受けている「糞青」は日本の2ちゃんねるだったら中2病認定されて相手にもされないレベルで、日本のネット右翼がインテリに感じる程。議論の分断はこのような結果を生むのか、と嘆息するばかりである。

(記事より)
 反日デモで、冷静な中国人が頭痛の種とする、よくわかんないけど反日な人々。彼らを「憤青」、フェンチンという発音が転じて同音語の「糞青」という言葉があるが、彼らのステレオタイプ的な文章を翻訳し紹介する。反日デモが暴動したりよくわかんないベクトルに走ったりする背景には全部の中国人でないにしろ、こういう何も考えない人や日本について全く興味を持たないで先入観と頑固頭で動く人が各地に相当数含まれていて動いているんじゃないか。


参考:
Angry Young Man(当ブログ記事)
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2010年10月20日

Angry Young Man

中国、就職氷河期に直面 大卒の60%「単純労働も選択」(Sankei Biz)

尖閣諸島事件に絡んだ中国での反日デモの主役は内陸部の学生達。彼ら学生達が置かれている状況は日本の就職氷河期に近いものだという。

(記事より)
 「大卒者が卒業証明書を燃やす」。就職先が見つからず、その腹いせに卒業証明書に火を付ける映像を中国の複数大手ウェブサイトが流し、中国社会に衝撃を与えている。

 この大卒者は、卒業して5年が過ぎても安定した就職先が見つからず、露天商になったり、ホームレスを経験するなどの辛酸をなめた。

 しかし、いまなお就職先は見つからず、面接を受けては門前払いを食らう日々が続いているという。

 「大卒証明書は自分に何の幸運ももたらしてくれなかった」。こう言ってため息をつくこの大卒者は、鬱憤(うっぷん)を晴らそうと証明書を燃やしてしまったのだ。


中国反日デモの主役は、「蟻族」を中心としたネット世論((新)第三の隣人 中国朝鮮族)

復活していたことを最近知ったshinwaさんの特亜ブログ。就職氷河期に直面した学生達は「蟻族」と呼ばれ、社会に対し鬱屈した感情を持っているとのこと。

(エントリより)
中国問題で詳しい識者であるならば、「蟻族」という言葉はご存じだろう。そして今回の反日デモの主役もこの「蟻族」と「80後」(80年代生まれ)「90後」(90年代生まれ)の世代が主役であると私は思う。
 まず、ご存じない読者のために、「蟻族」について説明したい。「蟻族」は一言で言うと、高学歴ワーキングプアである。大学や大学院を卒業しても北京や上海、はては今回、デモの場所になった成都でも「蟻族」は見られる。彼らの多くの収入は大学を卒業してもろくな就職が出来ず、わずか2,000元で暮らしている。10年前くらいだろうか、北京で通訳をしていた人がだいたいこの2000元くらいで(3万円くらい)、北京や上海、成都あたりで生活して行くにはかなり厳しい。こういう状態であれば結婚はおろか恋人を作るのも難しい。中国の調査によると、この「蟻族」での非婚姻率は93%で恋人がいるかという問いには43%にとどまっている。仕事も不安定であり、相当鬱憤がたまっているのも事実だ。

<略>

 当然彼らには不満がある。彼らのインターネット利用率は高く33%で全国平均の22%をはるかに上回っている。そして彼らの意見は過激で極論を言う。そしてそれは時として言論としての暴力を伴う。
 私の友人の1人が、「最近はインターネットでは極論を言う人が増えて、日本に関する意見を言っても必ず日本が悪いと最後につけくわえないと何言われるか分からない」とぼやく。
 こうした「蟻族」はもちろん中国全国に分布している。そして大学生も高校生も、「俺も蟻族になるんじゃないか」という不安がある。この責任は高学歴を増やした中国政府にあるのだが、そこを批判してデモするわけにはいかない。
 ならばどうするか。反日デモしかないのは自明の理ではないか。テレビで彼らの年齢層と着ている服を是非じっくりと見て欲しい。彼らの面構えや着ている服を見れば、まさに「蟻族」の生態とぴったりくるのである。


連鎖発生する反日デモ、過激化の危険性
消去され断片的になるネット情報が学生、農民工を刺激する(JBpress)


「蟻族」のインターネットの利用率は高い半面、日本のように議論が深まらない。それは当局の規制によって確固分断されているからだという。

(エントリより)
 日本では掲示板やブログやニュースでデモに関する興味深い考察が出れば、それに対する反対意見、同意意見が別のブログなどで書き込まれ、不特定数による意見のキャッチボールがされていくうちにアーカイブ化され、それが不特定多数の目に留まるようになる。

 端的に言えば、1つのデモという事象に対する様々な意見を知り賢くなれる。

 ところが中国では、ニュースがそもそも出てこない。ブログにしても掲示板にしても消されてしまう。

 検索サイトのキャッシュ機能により消された1次情報や1次考察記事をかろうじて見ることができても、2次以上の考察をするのは極めて難しいし、それをする人は筆者自身探しても確認できないほど少ない。

 デモなどの不都合でナーバスな話題について、意見のキャッチボールが民間の中でできず、知識人の深い考察を知ることができないため、ネット利用者ですら間違った愚かな選択肢を選びやすくなる。

 もちろん日本と中国どちらにおいても、ネットを深く利用する人とニュースをほとんど見ない人がいるが、深く利用する人の考察力・様々な意見の収集力では日本側の知識人に圧倒的に分がある。
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2010年10月18日

China Risk Rising

尖閣諸島での衝突事件に端を発し、日中双方で相手国への抗議デモが起きている。特に中国のデモでは参加者が暴徒化し、日系企業への破壊活動に及んでいる。しかし完全に有志による日本のデモと異なり、中国当局が許可しない限り行えない中国のデモは、中国政府の意向が及んでいるものと考えるべきだろう。

2010/10/18 (月) 09:20:37 常軌逸した反日デモを憂う(泥酔論説委員の日経の読み方)
[国際]反日デモで違法行為を黙認する「党治」国家の限界(木走日記)
たったひとつだけ 〜タクティカルデモ〜(日比野庵 本館)
中国のリスク。問題は騒動が収まってから(大西 宏のマーケティング・エッセンス)


元々人件費が高騰気味だったことに加え、今回の件を受けてチャイナリスクを本気で考えるようになった企業も少なくないという。

さようなら中国(切込隊長ブログ)

(エントリより)
 ああ、弊社はまだ大連や上海や南京に留まりますが、発注元(日本企業ではない)がどうも中国でのビジネスリスクを容認できなくなったとかで、年内に主力を別の東南アジアの地域に移す決定をしたんで、遠からず弊社グループも発注先の選定から中国企業を外さざるを得なくなるでしょう、残念ながら。


反日デモに人件費の高騰、そして未だ広く知られていない「最悪のチャイナリスク」を三橋氏は指摘する。

最悪のチャイナリスク(新世紀のビッグブラザーへ)

(エントリより)
 しかし、実は現在の日本では、未だに「最悪の中国リスク」が全く知られていないのです。「最悪の中国リスク」とは、「中国民事訴訟法231条」になります。

 東ア板などをご覧になられていた方々は、07年ごろにやたらと「韓国企業の中国からの夜逃げ」のニュースが報じられたのを覚えていらっしゃると思います。あの大量韓国企業夜逃げを受け、中国共産党がいわば「夜逃げ防止法」として07年秋に作ったのが、本「中国民事訴訟法231条」になります。

 この法律、中国で「民事上の問題(要はカネの問題)」を抱えている外国人に対し、法的に出国を差し止めることができるという凄まじい内容なのです。

<略>

 この法律が恐ろしいのは、例えばある企業が商標法違反などをでっちあげられ、原告が裁判官を買収し、被告企業に損害賠償が命じられた場合、その支払いを果たすまで被告企業の関係者(主要な責任者)を中国からの出国停止措置にすることができることです。また、現在、中国で事業活動を行っている日系企業が、ベトナムなり他国へ移転しようとしたとき、でっち上げた債務問題を理由に関係者が出国停止を命じられる可能性もあります。

 そして最も問題だと思うのが、この法律が最近できたものとはいえ、日本では全く周知されていないという現実です。上記「中国合弁会社幹部が体験した出国停止事件」では、中国の領事館に勤める外務官僚さえ、この法律の存在を知りませんでした。無論、国内マスコミが大々的に報じたことはありません。
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2010年10月10日

藪蛇

ノーベル平和賞という最強兵器(日比野庵 本館)

ノーベル委員会は中国の人権活動家・劉暁波氏にノーベル平和賞を授与すると発表した。「中国在住の中国人初のノーベル賞受賞」という中国にとっての悲願が、共産党一党支配を批判して国家政権転覆扇動罪で服役中の人物に与えられるとは皮肉である。

そもそもノーベル平和賞とは政治的色彩の強い賞ではあるが、その選考に際して中国政府は劉氏を選ばないようにノルウェー政府に圧力を掛けたと報じられている。しかしどこぞの政府と違って、ノーベル委員会は劉氏に平和賞を授与した。

(エントリより)
「我々は各方面から圧力を受けます。毎年そうなので、これは想定内です。中国共産党は批判されないと政治体制が変わりませんし、その方が弊害を除けます。腐敗や管理のミスなど、言論の自由は民主化において極めて重要です。」

ノーベル委員会 トルビョルン・ヤーグラン委員長


「私が中国側に告げたようにノーベル委員会はノルウェー政府から独立した組織です。政府は干渉する権利がなく、我々も政府の反応を気にしません。だからこれは完全に独立した委員会の決定です」

ノーベル研究所 ゲイル・ルンデスタッド所長


今の時期に、中国の民主運動家の劉暁波氏にノーベル平和賞を授与するということは、明らかに中国の一党独裁主義への牽制だと思われるのだけれど、その引き金になったと思われるのは、近年、露わにしてきた中国の覇権主義にあると思われる。

ノーベル賞選考委員会は、今年2月には、劉氏の受賞はほぼ決まっていた、なんて言っているけれど、その最後のトドメとなったのは、やはりノルウェー政府に、劉氏に平和賞を受賞させないように圧力を掛けていたことと、尖閣問題での日本への恫喝外交にあったのではないかと思う。

あれで、世界中は中国の野心とその危険性に気が付いた。

以前「中華封じ込め戦略」のエントリーの中で、アメリカはその世界戦略として、中国を封じ込めにかかったのではないかと言ったけれど、それが世界レベルで認識された感がある。

世界が、本気で中国を包囲に掛かる腹を固めたと見る。

中国はこれから、具体的にノルウェー、場合によってはEUに対して、なんらかの制裁、たとえば、自身の市場を頼みにした経済的な制裁を掛けてくるかもしれないけれど、今後の行方には注目している。

なぜかといえば、単に経済摩擦と言うレベルではなくて、大きくみれば、平和と独裁、自由と抑圧、もっと、ぶっちゃけていえば、正義と金のどちらを選ぶのか、という選択をかけた喧嘩になると思っているから。


劉曉波氏の「位置」(雪斎の随想録)

(エントリより)
□ <ノーベル平和賞>「反体制派」過去に多数受賞
           毎日新聞 10月9日(土)0時57分配信
 歴代のノーベル平和賞受賞者には、国家権力や政治体制に異議を唱え、抵抗運動を繰り広げてきた「反体制派」の系譜が存在する。
 1960年には、南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離)政策に抵抗したルツーリ・アフリカ民族会議(ANC)議長が受賞。ソ連(当時)の物理学者で民主化を求めたサハロフ氏(75年)▽ポーランドの自主管理労組「連帯」を率い、政府に抵抗したワレサ氏(83年)▽チベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世(89年)▽ミャンマーの民主化運動指導者、アウンサンスーチー氏(91年)−−らが有名だ。
 ルツーリ氏はアパルトヘイト終結前に事故で死亡。サハロフ氏は流刑処分などに遭ったが、ゴルバチョフ政権によって処分解除となった。ワレサ氏は90年に大統領に就任。ダライ・ラマはチベットの現状を世界にアピールし続け、アウンサンスーチー氏はミャンマー軍事政権によって自宅軟禁されている。【服部正法】


 この記事を観れば、現在の中国共産党政府は、昔日のソヴィエト共産主義体制、ポーランド共産主義体制、ミャンマー軍事政権、アパルトヘイトを続けた南アフリカ政府と同じ程度の代物だと認定されたということである。此度の劉曉波の受賞には、そうした意味がある。こうした過去の反体制派活動家の先々を考えれば、劉曉波は、もし共産党体制が動揺し崩壊するようなことがあれば、その国際的知名度によって、「21世紀の孫文」のように語られるのであろう。

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2010年09月29日

海に出る理由

中国が暗黙に示してしまった「チャイナリスク」(日経ビジネスオンライン)

(記事より)
 中国はここ20年の改革開放路線により、日本を凌ぐ巨大な経済規模を誇る国となりました。昔は自給自足の農業国だったわけですが、いまや立派な工業国です。共産主義国家なのに株式市場の時価総額は日本を凌ぎ、エネルギー効率は高くないものの、日本の高度成長期並みの暮らしができる層が、日本の総人口の数倍いるような国家になりました。素晴らしいことです。

<略>

 そして、食糧、エネルギー、資源など、中国は完全な輸入国になりました。目立つ輸出資源はレアアースで、資源大国としての中国の目玉商品は、実は既にこれしかありません。

 物資の輸送は、船の効率が一番です。これは、中国が海運によって死命を決せられる海運国になったことを意味します。主体的に自国の海運を保護しようとした場合、遠く中東やブラジル、アフリカから得られる物資を、他国の政治的干渉や軍事的牽制から守り切る必要があります。

 それは要するに外洋海軍が必要になったということであり、実際に中国海軍は外洋海軍への脱皮を図っています。象徴的なのは、沿岸海軍には不要である正規空母の保有を視野に入れた軍拡を行なっていることです。


記事には、中国の太平洋進出ルートが沖縄から尖閣諸島で「蓋」をされている地図が添えられている。沖縄〜尖閣が日本の重要なシーレーンであると同様、海運国に変貌した中国にとっても重要なシーレーンであることがわかる。

中国が沖縄〜尖閣への進出に躍起になる理由もここにあろうが、ここで一つ疑問が起きる。それは「食糧、エネルギー、資源など、中国は完全な輸入国になりました。」という一文だ。あれだけの広い国土がありながら食糧を輸入せざるを得ないとはどういうことか?


確たるソースがあるわけじゃないけれど・・・ 中国は今、食料危ないのと違うのかな?(とてつもない日本力)

(エントリより)
503 名前:地球の裏側 ◆/lYVcP7um2 [sage] 投稿日:2010/09/26(日) 08:49:45 ID:Jc7AqBvj
あくまでも岡目で見てるだけで、確たるソースがあるわけじゃないけれど・・・

中国は今、食料危ないのと違うのかな?

ともかくも、南米域での買い付け方が半端じゃない。なりふり構わず、って感じ。日本くらいの低い自給率だって、今の中国みたいな買い方はしない。食料ってのは、10年20年って単位で備蓄できないから、経済好調時に買いだめ、っても2〜3年限度でしょう。

中国ってここ2〜3年、災害続きじゃなかったかしら?四川の地震を挟んで大規模水害が発生して無かった?今年も、こっちの新聞に載るくらいの水害が発生してるよね。あと、街一個、消しちゃうような土石流とかも・・・いくら広いって言っても、食料生産に影響が無いなんて考えられない。

今回の騒動をその中の一こまとしてみると、納得が行く。どれだけ工業生産を伸ばそうが、中の人が食えないなら、一巻の終わり。海洋権益に敏感になりつつあるのも同じ原因じゃないか?今、例えば穀物輸入のバルク船が一隻でも止まると、何か深刻なことになるのじゃないだろうか。

沖縄を取る、とかってのは大戦略としてあるのかも知れないが、それより「今」沖縄辺りで、船を止められるのが怖いってのがありそうな気がする。おいらの周辺、小さなことは突付けるけど、バルク一杯の穀物なんてのは突付きようが無いから、反応を見るのは不可能だけど、取り敢えず、日本じゃ見えない情報的には、人間を大量に外へ出してる、食料で必死、エネルギー資源に、怖い怖い欧米連中を殴り倒してでも無理やり参入、ってのがある。なんでここまで必死なんだ?って考えると、食料に行き着くなんだけどね・・・・


う〜〜む・・・・話を総合すれば、中国は食糧危機の一歩手前っつー事になる。とてつもない日本力)

(エントリより)
710 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 23:15:40 ID:Vj6inHhA [2/2]
客観的な事実として、現在の中国では食料関連で問題が山積してるのは事実だね

人口や産業問題を別にしても

(1)砂漠化
(2)土壌汚染
(3)水質汚染
(4)旱魃
(5)水害

って、ちょっと見るだけでこれらが大規模な被害を起こしている

砂漠化なんかは広がるのに手が打てなくて、半ば放置気味って言うだけじゃなくて汚染物質の飛散にも関わったりして大迷惑
農業用地の土壌汚染や農業用水の水質汚染だけじゃなくて、飲料水すら汚染で飲める水が不足しているって言う有様だし
あと、乱開発とか治水の遅れとかで水害が多発して大きな被害を起こしている一方、内陸部とかでは旱魃で農産物が壊滅してたりとか色々やばい
まあ旱魃はロシアとかもそうなんだけれど、人口が多い分これらの影響は中国のほうが痛いね

水問題では水源地を中国が押さえて、下流の東南アジア諸国が渇水になって深刻な対立とかなってるし中国は外部に今敵を作りすぎているとしか思えないな、でも内部を維持するには他に方法がないんだろう

<略>

192 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/09/28(火) 08:00:46 ID:7QQHlmLZ
前スレで裏側さん達が推測されてた“中国の農政の失敗?”を補足するような書き込み
えっと…この板に常駐されてる方は、余りご覧にならないと思われるスレより…

〜801で学ぼう国際情勢Part119〜
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/801/1285468814/

68 :風と木の名無しさん :2010/09/27(月) 19:58:38 ID:7oQDKi+JO

こんばんは、先日ドバイに滞在中、チューゴの噂を聞いたので書きこみしておきます
今の領土の話が出る前に聞いた、めあたらしい話題ではありませんが、実際に現地にいた人の話です
インド系商人さんからドイチュ語で聞いた為、翻訳に違う点があるかもしれませんが大体こんな感じでした

チューゴの中身、6月ごろに農業の人達から強い不満が出てとくに大きな暴動が起きた
暴動は報道されないが死者が出ている、一カ所ではない

暴動は前からだが、今までの物と違う政府の対応がめだつ
報道はされていない?されているより?災害による農業作物被害が大きい
水の不足よりも各地で土地がおかしくなっていて農業が出来なくなっている
災害がひどくなる前から、海の輸送に食料が大変多くなった、食料問題は前からおかしかった

大都市に何も問題無く住んでいる白人の友人さえ引っ越す、彼は役人に情報網の有る人

不思議な程に災害が多く、神が怒っているのでは?と思うほどだそう
いくつかの地名や汚染の種類も聞いたのですが、それは書きこみしないでおきます
チューゴには危ないから行くな、上海祭り?が終わったら絶対行くなと言われました
posted by かせっち at 21:51| Comment(4) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月26日

へぼ将棋

尖閣諸島中国漁船体当たり事件の早過ぎる幕引き(週刊オブイェクト)

今回の事件における、軍事的側面からの考察。

(エントリより)
こちら側に強力な手札が有る状態で使わずに幕引きを図る行為は、それに見合う対価が得られる取引が見込める場合のみ通すべき話であり、相手が事件後に起こした対抗措置を放棄させる目的で行う事は、相手の元手がゼロでこちらに益が無く、釣り合いが取れません。レアアース輸出規制はWTOに提訴出来ますし、フジタ社員拘束は遺棄化学兵器処理事業の存続自体を揺るがす行為です。人質を取るような行為は人権問題とも関わってきます。相手側の手札はそれ自体に問題を抱え、それほど強くはありません。それに対しこちら側には漁船体当たりの証拠の他に、最も強力な手札を持っていました。それは日米の軍事戦力です。

元々、この件で私は武力衝突に発展する可能性は無いと見ていました。日本自衛隊だけでも強力な戦力であるのに更にアメリカ軍が背後に控えて居ます。アメリカは今回の事件が起きる前の先月にクローリー国務次官補が「尖閣諸島は日米安全保障条約の対象」と明言しており、事件発生後はマレン統合参謀本部議長、ゲーツ国防長官、クリントン国務長官、キャンベル国務次官補が立て続けに同様の発言を行っています、いえ、同様ではなく、これまでより更に踏み込んで来ました。

<略>

もちろん、国土防衛は日本自衛隊が先頭に立って対処する事態ですが、そのすぐ後方にアメリカ軍が控えているとなれば、中国が仕掛けるにはあまりにもリスクが大き過ぎる上に得られる対価が少なく、南沙諸島のように侵攻するのは難しいでしょう。中国側にも軍事戦力を動かす意思は見られず、現状では余裕を持って事態の推移を見守る事が出来た筈でした。


この記事を読むと、今回日本は勝てる勝負を自分の戦術ミスで相手にひっくり返されたことがわかる。将棋に例えれば、相手を詰む寸前まで行っておきながら、詰み筋とは無関係な手駒への相手の撹乱戦術に嵌り、王を逃したばかりか逆王手を掛けられたようなもの。

自分の詰み筋をしっかり読み、相手が打った手がこちらの王に影響ないことを見切っていれば、手駒を捨ててでも詰みに行けばよかったのだ。それが手駒を失うことを過度に恐れた結果がこの通り。下手な将棋指しの将棋を見るようだ。
posted by かせっち at 13:49| Comment(0) | TrackBack(1) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月25日

感謝の意

尖閣諸島での中国漁船衝突事件について。


日本の敵は誰なのか

その敵は日本にどういう脅しをかけてくるのか

国内でその敵と通じているものは誰か

多くの国民が知ることになっただろう

そのことを知らしめてくれた中国に感謝する



中国と北朝鮮へ感謝を(新世紀のビッグブラザーへ)

(エントリより)
 先日の永田町の『頑張れ日本!全国行動委員会  「民主党政権・糾弾!」 国民集会』において、三宅博先生が、
「中国や北朝鮮は恩を徒で返す人たちだ。しかし、今は恩を恩で返してくれている。普段は恩を徒で返す中国、北朝鮮が、日本人を目覚めさせてくれている恩人になっている
 という主旨のことを仰いました。
 まさしく、三宅先生の仰る通りに事態が進行しているように思えます。

<略>

 先日「日本国民がいない」という、西田昌司参議院議員の言葉をご紹介いたしました。
 民主党政権のあまりのやり口と、中国や北朝鮮のおかげで、日々「日本国民」が生まれつつあるのが現状だと信じます。
 そして近い将来、日本中が「日本国民」で埋め尽くされたとき、わたくしたちは心の底から感謝することになるわけです。
ありがとう中国、北朝鮮。日本には半世紀以上も『日本国民』がいなかったけれど、あなたたちのおかげで次々に『日本国民』が誕生し、日本は日本国民の国に戻りました。本当にありがとう」
 と。


勝つと思うな。思えば負けよ。(雪斎の随想録)

(エントリより)
 そして、雪斎は、日本人に、こう呼びかけよう。
 「さあ、日本の皆さん、対中『臥薪嘗胆』日々の始まりです。『日中友好』などという気持ち悪い言葉の酔いは、覚めましたでしょうか。中国とは、儲けられる限りにおいて、付き合えばよいのです。設けられなければ、『金の切れ目が縁の切れ目』ですね。このところ、中国も、偉そうにしていますので、そのうち屈辱を晴らして差し上げましょう。おほほ」。

<略>

 それで、具体的に、どうするのか。
 1 日米提携の加速
 2 日本経済の「中国」からの脱出

 ありがとう、中国。中国のおかげで、日本は、「普通の国への脱皮」に近づける。


そして日本は「臥薪嘗胆」をかつて実行した国である

「臥薪嘗胆」を教えてくれた中国に感謝する



臥薪嘗胆(Wikipedia)

(記事より)
日本は、19世紀の半ばから、欧米列強の力により開国することを余儀なくされ、欧米に倣った近代国家設立を目指してきた。1890年代に入ると、帝国議会が設立されるなど内政の基盤も安定してきた。さらに、日本は1894年から翌1895年にかけて行われた日清戦争においては清国に勝利した。しかしながら、この時期においては、日本は西洋の列強に伍することは未だ不可能であった。列強との間には不平等条約が残り、西洋列強はまだ日本を文明国とは認めていなかった。

日清戦争の終結に伴い、下関条約が結ばれた。この条約では、日本は清から遼東半島を割譲されることとなっていたが、満州を狙うロシア帝国が、ドイツ・フランスと手を結んで、日本に遼東半島を返還するように要求した。これを三国干渉という。列強三国の要求に対して、未だ弱小であった日本が断れるわけもなかった。日本は要求どおり、遼東半島を清に返還した。1898年にはロシア帝国が遼東半島南端の旅順・大連を清から租借した。

こういった状況に対し、日本の世論はロシア憎しという声が高まった。この世論を盛り上げるスローガンとなったのが、「臥薪嘗胆」である。

結局、日本の「臥薪嘗胆」は、1905年に日露戦争にて日本がロシアに勝利したことで、復讐が果たされたのであった。
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2010年09月03日

餃子の立ち位置

【中国ブログ】日本に根づく中華グルメ「ラーメンライス」にあ然(サーチナ)

(記事より)
  友人を訪ねて来日したという「phoebe(ハンドルネーム)」さんは、日本人の友人が、「餃子の美味しさが評判」との店で注文した、餃子と米飯、ラーメンを組み合わせた「餃子定食」に、「主食ばっかりじゃん!」と驚きを示す。しかし、友人は「餃子はおかず」と反論し、餃子と米飯、ラーメンを一緒に食べることは理にかなっていると説明。「phoebe」さんは友人の語る道理に「訳が分からない」と戸惑いを見せた。

  「phoebe」さんによると、中国での餃子は「主食」と認識されており、はじめにおびただしい数の餃子を用意し、水餃子として食べるのが普通だという。そして、食べきれなかった分を翌日に焼き餃子として食べ、その後さらに揚げ餃子にして食べるのだと解説した。「phoebe」さんはこのため、日本人が「おかず」として餃子を食べることや、焼き餃子、揚げ餃子を“餃子の王道”と感じていることに違和感を示している。


「『ご飯に餃子』は中国では邪道」の件について、中国人の同僚に尋ねてみたところ、

「ああ、それは北に住んでいる人に多いですね。」
「北?南に住んでいる人には『ご飯に餃子』はありなんですか?」
「ええ、そうみたいです。多分お米が沢山とれるからじゃないですかね。」
「なるほど、北はお米が取れないから、餃子が主食というわけですか。」
「多分、そういうことだと思います。」

宇都宮と餃子日本一を争う浜松からの報告でした(笑)
posted by かせっち at 22:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月16日

Google vs 中国

人権という引き金を引いたグーグル(中国の情報統制について 前編)(日比野庵)

Googleが中国で検索ビジネスを行うにあたり、中国政府の検閲政策を受け入れていた。これは「不完全であっても、情報を全く提供しないよりはマシ」という経営判断に基づいたものであり、これにより「Googleは中国の検閲政策に加担している」と非難されたこともある。

ところがそのGoogleが1月12日に方針を転換、Google Chinaでの検索結果に検閲を続けないことを決定した。翌13日からは今まで検閲によって表示してこなかった天安門事件、ダライ・ラマ、法輪功の検索結果を表示するようになった

(エントリより)
これは、中国当局に大きな踏み絵を迫ることになるものと思われる。

なぜなら、この天安門事件やダライラマ、法輪功などの検索を出さないように、グーグルに圧力をかけようものなら、中国は、自由とは程遠い言論統制国家なのだ、という印象を世界に植えつけることになるから。

無論、放置すれば、自国民を弾圧してきた歴史が、中国人民に知れ渡る。

今回のグーグルのハッキングは、世界中の人権活動家を狙ったものだそうだから、特に「人権」に関するネット情報を国内に流されたくなかったのだろう。

それを嘲笑うかのようなグーグルの反撃。

オバマ大統領はグーグル擁護の考えを示しているし、ヒラリー・クリントン国務長官は「サイバー空間での信頼は現代社会と経済に大変重要な要素」として中国当局に事件責任を要求している。

人権という踏み絵を迫られた中国。今後の展開は注目に値する。


参考:
中国政府に挑むグーグルは例外に非ず
行き過ぎた強硬姿勢に我慢の限界(JBpress)

未来はネットか中国か(Meine Sache)
posted by かせっち at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月14日

中国株式会社

汚職、腐敗、権力闘争にまみれる中国(JBpress)

コラムの筆者が中国を「株式会社」として見る10の理由。

(記事より)
(1)今の中国は、「国家」でも「王朝」でもなく、むしろ、共産党員を株主とする「中国株式会社」という巨大独占企業体に例えた方が分かりやすい。

(2)この巨大企業は、政治、経済、軍事などの各権力が一体となって、中国(および中国人)に対するほぼ独占的な商権(共産党による指導)を握っている。

(3)株主総会(共産党全国代表大会)は5年に1回開かれるが、議決権を持つ有力株主の大半は漢族の共産党幹部に限られる。

(4)現在、取締役(政治局常務委員)は9人おり、代表権を持つのは党総書記と国務院総理の2人である。

(5)営利企業体である以上、幹部は経営能力とコネで選抜される。経営に「民主主義」は不要であり、社内では派閥抗争と情実人事が横行する。

(6)同社の独占的商権は中国(および中国人)に関するすべての領域・活動に及び、国の内外を問わない。

(7)営業活動の目的はただ1つ、その独占的商権を将来も維持することにある。そのためなら、「政治的」に許される範囲内で、必要に応じ「権力」が現金化されていく。

(8)8000万人近くいる社員の大半は株主でもある共産党員だが、最近は非党員でも正社員として採用されることがある。

(9)一般非党員(庶民)のうち経営方針に賛同・協力する者は、子会社・関連会社の社員となり、一定レベルの生活が保障される。

(10)一方、その経営方針に反対する者は、自国民、外国人を問わず、あらゆる手段を駆使して徹底的に排除される。
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2009年07月11日

核実験場のシルクロード

NHKがウイグル人居住区のシルクロード、核汚染を隠した?!(ステージ風発)

(エントリより)
 いま発売中の週刊新潮7月16日号が興味ある記事を載せています。

 「シルクロード『核汚染』と隠蔽し続けるNHKの大罪」というタイトルの記事です。

 1980年からNHKが放送した「シルクロード」は人気番組でした。ところがその舞台となる中国の新疆ウイグル自治区は核爆弾の爆発実験でも名高い地域です。この地域で1964年から96年までの32年間、合計46回も核実験が実施されました。

 その結果、住民のウイグル人らに放射能汚染を引き起こしてきました。住民の多くが白血病や急性放射線障害にかかってきたというのです。

 NHKはそんな危険には一切、触れず、現地ロケを繰り返し、この地域一体を伝統ある平和のシルクロードとして日本に紹介してきたのです。一連の番組では危険で深刻な民族紛争にはまったく触れてこなかったようです。


週刊新潮の記事でこの問題を提起した高田純・札幌医科大学教授は、『中国の核実験 シルクロードで発生した地表核爆発災害』(医療科学社)という著作を出している。以下、その本の紹介。

ウイグル自治区での中国の核実験について(国を憂い、われとわが身を甘やかすの記)

(エントリより)
 この本によると、中国は、ウイグル人の暮らすウイグル地区のロプノルで、1964年から1996年にかけて、地表、空中、地下で延べ46回、総爆発エネルギー20メガトンの核爆発実験を行っているそうです(うち、放射線災害として最も危険な地表核爆発を含む大気圏実験を、少なくとも1980年までに21回実施)。ウイグル地区の当時の平均人口密度の推定値6.6〜8.3人/平方キロメートルから、死亡人口は19万人と推定されるといいます。また、健康影響のリスクが高まる短期および長期の核ハザードが心配される地表の推定面積は、日本国土の78パーセントに相当する30万平方キロメートルに及び、観光などで現地を訪れる人は核ハザードのリスクも多少あることを知るべきだとしています。

 中国政府は公式な実験データの公表をしていないので、上の分析は隣接するカザフスタンの報告資料や、中国研究者の平松茂雄氏が日中友好協会を通じて入手した資料などをもとになされています。高田氏は次のように指摘しています。

 《中国の核爆発実験においても、周辺住民への健康影響の調査と必要な医療対応が、人道上求められるのはいうまでもない。はたして、実際に関わった科学者や軍人、そして実験に関与はしなかった周辺住民の被害に対し、中国政府はいかなる対策を講じているのか。中国政府機関からの放射線防護上の線量および健康影響についての報告が公開されていないので、気にかかるところだ》

 《ウルムチおよびトルファンの人口は160万人および24万人である。その周辺にも集落が点在しているはずである。あるいは、遊牧民が暮らしているかもしれない。いずれにせよ、これらの地域へ夥しい核の砂が降下し、ウイグル人たちが危険な外部線量を受けた。さらに、汚染した農作物や乳製品、飲料水の摂取による内部被爆を受けたと考えることは、合理的である》


参考:
NHKと中国 核とシルクロード(つらつらかきつらねる)
posted by かせっち at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月18日

悪癖の由来

気づくこと。気づかせること。(part118スレ)(日本びいきの外人を見るとなんか和むスレのまとめ)

日本で働く中国人留学生が母国で染み付いた悪癖を無くして行く。

(エントリより)
415 :おさかなくわえた名無しさん :sage :2009/04/24(金) 00:21:36 (p)ID:YVsftQRE(2)
俺の会社は社長がOBの大学にいる外国人留学生を常に2人アルバイトとして雇ってる
販売系の会社なんだけど一緒に働いている中国人留学生2人にちょっと和んだ。

1人は日本にきて丸2年経つ大学3年生のA、
一人は日本にきたばかりの1年生のB

まずAなんだけど
Aが日本に来たばかりの時は本当にステレオタイプな中国人だった。
嘘をつく、つばをところかまわず吐く、ミスを認めない、目を離すとすぐサボる。
顔がすごいえびす顔でお客さんが話しかけやすいみたいでよく話しかけられるだけに
もったいないなーと思ってみてた。
そんなAも1年経った頃には上にあげた欠点が殆どなくなってた。
飲み会があった時に「Aが1年前に来た時、どうしようかと思ったよ〜」
と冗談めいた口調で言ったら
ちょっと困った顔をしながら「あれはひどかったね〜」
と変なアクセントで可愛く言ってきたw
どういうことか聞いたら
@中国では皆見栄を張るために嘘をついてるから
嘘つかないと自分がとても小さな人間に見えてしまう
A日本では誰も唾を吐かないのをみて恥ずかしくなって止めた、
考えてみるとなんで吐いてたんだろう?と思ったらしい
B中国ではミスなんて認めたら大変なことになる、やってないことまで罪を被せられる。
 日本ではそんなことはないしミスを認めると人間関係がスムーズにいく
C中国では真面目に働くと「あいつ何真面目に働いちゃってんのww」
って言われたりするからサボってた
今じゃ凄い親切で接客したお客さんからお礼の手紙が届いたりするくらい腰が低く
物腰の柔らかい優秀な販売員。
お客さんからの礼状が嬉しくて涙を流したりするナイスガイ。それが現在のA


後半も必見。
posted by かせっち at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月14日

JAPANデビュー

改めて、台湾のこと。(日々是チナヲチ。)

NHKの番組『JAPANデビュー』第1回放送では日本の台湾統治が取り上げられた。しかしインタビューを受けた台湾人をして「都合のいいところだけ切り取った」と言わしめる反日的内容は、日本の保守派のみならず台湾側からも偏向番組との批判が上がっている。

(エントリより)
 国益という点からいえば、日本はもっとアメとムチをチラつかせて、有形無形の強い圧力を台湾にかけるべきだと思います。台湾を絡めとろうとする中共政権の魔の手をぶった斬って、台湾を囲い込むくらいの気合いが必要です。

 それなのに、ああそれなのに。国営放送が「JAPANデビュー」とかいう番組で台湾に対する日本の統治のあり方について歪曲というより捏造&印象操作というべきツッコミ所満載の番組を放映してしまいました。

 放映後の事態の展開ぶりからすると、NHKは良い意味での「壮大なる釣り」を行ったというか、日本のために極上燃料を投下したようでもあり、中国に対する自爆テロを敢行したかのようでもあります。

 ありていは、どこのテレビ局だろうと新聞社だろうと、キティはいる、ということなのだと私は思います。キティ含有率で立ち位置が変わって来る訳で。NHKだって「激流中国」という、中国国内の良識派から喝采を浴びたシリーズものを制作したりしています。キティにできる芸当ではありません。

 今年の6月4日、すなわち天安門事件20周年に際しては、中国国内で視聴できるNHKのニュースが、「六四」に言及するなり真っ黒い画面に変わったということを、その映像つきで報じたりもしました。

 キティは、その持ち前の反日性向でもって番組を制作したに過ぎません。「会社」としては、中国(ていうか党中央宣伝部)からの「激流中国」に関するクレームや、もう独占ドキュメンタリーなんか作らせないようにするよ、などという既得権益への揺さぶりに屈したというところでしょう。


参考:
NHKの反日捏造番組「JAPANデビュー」に内外から抗議(マスコミ不信日記)
posted by かせっち at 20:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

20年前のツケ

天安門事件に寄せて〜民主化未達成のツケが10年後にやってくる(日経ビジネスオンライン)

血の天安門事件から20年。あれ以来中国は、経済成長は驚異的に進んだものの、政治の民主化は進むどころか後退している。そのツケが今後急激な高齢化社会を迎える中国のアキレス腱になる、という話。

(記事より)
 中国の問題は、何か。それは、民主主義も先進国並みの経済水準も達成しないまま、高齢化を迎えて「老いてゆく大国」になってしまうことにある。先進国であれば、高齢化社会になって福祉国家になっても、全く問題ない。税金を上げれば済むのであるから。

 ところが、「税金を上げる」インパクトは、民主主義国と非民主主義国とでは大いに異なる。民主主義国では、税金を上げるかどうかの議論のプロセスにおいて、決定に参加できる。

 しかし、中国は違う。2015年から高齢化が急速に進むため、客観的に見て、税金を上げなくてはならない。民主主義がない状態で、政府・共産党が一方的に税金を上げることを決めて、民に一方的に通達することになる。反対も、意見を述べる機会もない。

 その結果として、人々は「政府を変えよう」と思い始める。もしかすると、国を捨てようとする者が出てくるかもしれない。政府の圧政から逃れるために、他の国に移ろうとするわけだ。特に所得税が強化されると、中国の金持ちは国から出て行こうとするだろう。


筆者の予想も一理あるが、「棄民」よりも「反乱」の方が確率が高いことは、中国悠久の歴史(笑)が示している。経済成長と人口動態の関係を表す人口ボーナスについては以下を参考されたし。

参考:
人口ボーナス(ネットゲリラ)
posted by かせっち at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月14日

切れかけた鎖

悲鳴を上げる中国農業
ある教授が農村で目にした“悲惨な病理”(日経ビジネスオンライン)


(記事より)
 中国農業が悲鳴を上げている。土と水の汚染、担い手である農民の疲弊は、国内消費量の20%に当たる野菜を中国からの輸入に頼る日本にとって他人事ではない。

 『農民も土も水も悲惨な中国農業』(朝日新書)を上梓した愛知大学の高橋五郎教授は徹底した農村調査で中国農業の病理を浮き彫りにしている。現地の農民と語り、土や水に触れる異色の学者に中国農業の現状を聞いた。


詳細は記事を読んで頂くとして、ポイントは土と水、そして農民の疲弊。中国の歴史を振り返ると、王朝の成立→社会の安定→人口の増加→食糧増産の限界→飢饉や天災の頻発→社会不安の増大→動乱の発生→王朝の交替というサイクルを辿っている。

増加した人口を支えるための食料増産は大地に過剰な負担を掛け、自然のバランスを狂わせて飢饉や天災を招く。動乱の発生は増えすぎた人口を間引き、大地への過剰な負担を減らすための「神の見えざる手」のようにも見える。

しかし、工業国家に乗り出した現代中国は深刻な環境汚染を引き起こし、大地に回復困難な傷跡をつけてしまった。「神の見えざる手」によって人口が調整されたとして、傷ついた大地が残された人々を支えるだけの恵みをもたらせるのだろうか。

このように考えると、中国悠久の歴史のサイクルが切れかけているのではないか、と危惧するのである。

農民についてはこちらをどうぞ。

らん軍団VS農民2(中華的生活「多少銭?」)

(エントリより)
なんと言えばいいのか、、、

無知はただ悲しい

いくらこちらが誠意を持って指導しても、教えても
彼ら農民は聞かない。聞かないのに結果の責任は
転嫁する。そしてまた同じ過ちを繰り返し、
永遠に貧乏から抜け出せない。

そう、彼らの置かれた状況はもちろん厳しい。
しかし、どちらが先か解らないが
彼ら自身と話をすること、話を通じさせること
の難しさは如何ともしがたい、、、
posted by かせっち at 23:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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