2012年12月17日

偏に風の前の塵に同じ

三年前の丁度今頃、取り上げたブログを再掲する。

「新」の政治(雪斎の随想録)

年末恒例の清水寺の「今年の漢字」について、民主党が政権交代を果たした2009年は「新」という字が選ばれた。民主党政権による新しい政治を期待してものだったのだろうが、ブログ主の雪斎禅師は古代中国王朝の前漢と後漢の間にあった革命政権「新」を思い起こした。

「新」は、前漢王朝の外戚であった王莽が前漢を乗っ取って建てた国だが、実情に合わない政策を断行して混乱、最終的には、前漢皇帝の末裔にして後漢初代皇帝となる劉秀らに倒される。その混乱の中で殺害された王莽の首は晒され、亡骸はバラバラにされたという。

ここで「王莽」という名前にピンときた人もおられるだろう。「祇園精舎の鐘の声」で知られる『平家物語』の冒頭で、彼は「漢の王莽」として奸臣、逆賊、王位簒奪者の一人に挙げられており、「久しからず亡びし者どもなり」と断罪されている。

図らずも、『平家物語』の主役である平清盛を大河ドラマの主役にした今年の年末、清水寺が「新」を託した民主党政権が「新」王朝と同じ運命を辿り、そして前漢・後漢の故事を倣うかのように自民党が政権を奪還したのは、偶然にしては出来過ぎの話である。


猛き者も終には亡ぬ

偏に風の前の塵に同じ



参考:
遠く異朝を訪へば(本ブログ記事)
王莽(Wikipedia)
劉秀/光武帝(Wikipedia)
posted by かせっち at 21:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 政治(民主党) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
フレッツ光に変えて、Gbpsの実感がまるでない日々を過ごしております…。パソコンが古い事も影響してはいるのですがw。

あのエントリーを4年も掲げなくて済んだ事は大慶、と言う事にしたいですね。敵は半狂乱になった民主松下政経塾派と党内の反主流派(石破をはじめとする…)、大勲位とナベツネがちょっかいを出せなくなるまで戦いは続きます。

子孫への負の遺産とは、国債の残高ではないです(今のところ)。
Posted by クマのプータロー at 2012年12月18日 09:24
クマのプータローさん:

「今の民主党に生き残った人間はまだまし」と、未だに期待している人もいるみたいなんですよ…(嘆息)

比例復活で引導を渡せなかった奴が結構いるのが口惜しいですね。
Posted by かせっち at 2012年12月19日 18:00
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