2011年11月25日

拒食症の経済

枝野経産相「日本経済は破滅への道。『やせ我慢の経済』。ギリシャがひとごとでなくなる」…読売インタビュー(使えるニュース)

(エントリより)
枝野経済産業相は読売新聞とのインタビューで、日本経済の現状に強い危機感を示し、打開策の一つとして環太平洋経済連携協定(TPP)などの通商交渉を積極的に進める必要性を強調した。

――日本経済の現状は。
「破滅への道を進んでいる。企業は設備投資を抑えてコストを減らす。家計は収入が減り、消費を控えて貯蓄に回すという『やせ我慢の経済』だ。このままでは貿易赤字国となり、財政も(危機に陥った)ギリシャがひとごとではなくなる」

――TPPや日中韓FTA(自由貿易協定)など、経済連携を進める利点は。
「成長が続くアジア太平洋地域との連携を深めなければ、日本が競争力を持つ分野でも世界市場で戦えなくなる。
いずれも、アジア太平洋地域全体の貿易を自由化するアジア太平洋自由貿易地域(FTAAP)を目指している」


企業が投資を絞り 家計が消費を控える日本の経済状況を

『やせ我慢の経済』と例えたことは 枝野にしては慧眼だ

尤も現実は「やせ我慢」を通り越して「拒食症」なのだが



この記事を読んで思い浮かべたのは「スーパーモデルの拒食症死」だ。

華やかな舞台で美貌を振りまくスーパーモデルも、太って身体のラインが崩れたら第一線から外され、仕事を干されてしまう。そのことへの恐怖感から過剰なまでに食事を制限し、結果的に拒食症に陥って死んでしまう事例が時折報じられる。

スーパーモデルとして得た富を自分の身体の健康に使わず、逆に自分の身体の健康を損なうことで、更なる富と名声を得ようと奔走する彼女達の姿が、輸出で得た富を国内の再投資に向けず、海外で売るために更なるスリム化に走る輸出企業に重なって見えるのだ。
posted by かせっち at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月24日

デフレ三題

期せずしてデフレの裏側について言及する記事が揃ったので御紹介。

高橋洋一の民主党ウォッチ
「増税派は正直な政治家」 こんなウソに欺されるな(J-CASTニュース)


(記事より)
野田政権などの増税を主張する論者には共通したものがある。デフレ・円高容認だ。デフレは、円とモノの量を相対的にみて円が少なくモノが多くなって、多くなったモノの価値が低下する現象だ。円高は、円とドルの量を相対的にみて円が少なくドルが多くなって、少なくなった円の価値が高くなる現象だ。

この意味で、デフレも円高も円の相対量が少ない時に起こる現象なので、根が同じだ。デフレや円高になると日本経済は停滞し、税収が伸びない。2000年以降、為替レートと名目GDPの相関は約7割もある。

そのため、為替レートと一般会計税収の相関も高く7割程度だ。逆にいえば、円安になると税収が伸びて、財政再建もできてしまう。だから、増税をいうためにはデフレ・円高でないと不味いのだ。


【国際政治経済学入門】大恐慌の米国より深刻な日本のデフレ(産経イザ!)

(記事より)
 若い人たちにはピンと来ないかもしれないが、60歳以上の世代にとって1930年代の米国の大恐慌と聞いて、即座に頭に浮かぶのは40年に制作されたジョン・フォード監督の「怒りの葡萄」のシーンである。39年に発表されたジョン・スタインベックの同名小説の映画版で、失業者とその家族がどこまでも続く群を成してカリフォルニアに向かうが、大恐慌の荒波からは逃れることができなかった。

 凄惨(せいさん)な大恐慌の風景に比べると、今われわれ日本人が直面している状況はマイルドに見える。だが、「デフレ不況」という視点でデータをもとに、30年代の米国と今の日本を比較し直してみると、恐るべきことに今の日本のデフレは大恐慌時を上回る重症であることがわかる。病人で言えば、大恐慌時の米国は劇症肝炎で死にかけたが時を経て回復したのに、今の日本は慢性肝炎で日常生活は可能だが、日を追うごとにわずかずつ体力が弱っていく。しかも治る見込みがない。


経済学者や政治家やマスメディアはデフレの真の痛みを自覚できてない(木走日記)

(エントリより)
 デフレのもとでは、輸出依存型の成長ではそれが仮にGDP成長にいくら寄与したとしても、国民には還元されないことは前回のいざなぎ越え景気(2002年から5年9ヶ月続いたとされる好景気)の間に、大企業は過去最高益を挙げたにもかかわらず労働者平均所得は下がり続けたことからも統計的に証明されています。

 貿易で得られた利益はすべて多国籍大企業にプールされ、そこではこれまた空前の内部留保金が膨らんでいるのです、国内には還元されていません。

 デフレ下でTPPにより交易を活性化しても多国籍大企業に受益が集中するだけです。

 まずデフレを止め、日本経済を内需型経済成長路線にしなければなりません。

 TPPも増税もその後(あと)です。

 私は中小企業や零細企業のITコンサル業をしていますが、経営者達の現場の苦悩を、いったい経済学者や政治家やマスメディアの何人が理解しているでしょうか。

 日本経済は中小零細企業が支えているのです、この国の労働者の8割の雇用を支えているのが中小零細業です、ここを活性化しないで日本経済の復興はないのです。
posted by かせっち at 20:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月19日

[図解]バブル景気と崩壊

2012.04.15改訂
2011.11.19初出

景気拡大とはGDPの増加であり、GDPの増加は基本的に企業と家計の支出増大によって為される。家計の支出の財源は給与であり、家計の給与及び企業の支出の財源はGDPから得られる企業収入である、と前回説明した。

ということは、家計の支出も企業の支出も収入による上限が課されることになる。しかし実際には住宅購入や工場建設など、家計も企業も収入を上回る支出をすることがある。それを可能にするのが銀行融資(貯蓄→家計/企業のパス)である。

家計や企業が収入に比べて過剰な借入をすることで、景気拡大が支えられている状態がバブル景気である。以下の図では貯蓄→家計/企業の融資のパスが太くなっていることで過剰融資を表現している。

macro-eco-04.jpg

家計や企業が過剰な借入に走る理由は「チューリップはどんどん値上がりする」「土地は絶対下がらない」「不動産価格は上がり続ける」など、後から見れば根拠のないものだが、バブルの渦中にある人はそれが真理だと幻想する。

同時に金融緩和でお金が動かし易い状況が整えば、家計や企業は借入を増やしてバブルを加速させる。特にリアルマネーである収入と違い、バーチャルマネーである借金はお金を動かし易いということもあるだろう。


しかし、家計や企業を借入に走らせる根拠が崩れたとき、或いは金融引締でお金が動かしにくい状況に陥ると、バブルは崩壊する(下図)。

macro-eco-05.jpg

バブルが崩壊すると家計や企業は支出を減らすのでGDPは縮小する。GDPが縮小すると企業収入も縮小し、家計への給与も縮小する。そして銀行も貸し倒れを恐れて家計や企業への融資も縮小させる。上図の破線になっているパスがその状態を示している。

その一方で、バブルの渦中で借りた巨額の債務(家計/企業→貯蓄への太線のパス)は消えることなくそのまま残る。家計と企業はこの債務の返済をしなければならず、細くなった収入を支出に回す余裕がなくなるため、GDPは更に縮小する。
posted by かせっち at 15:25| Comment(0) | TrackBack(1) | 経済(メモ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月16日

AirCassette

AirCassette - iPhone上でカセットテープが回るミュージックプレーヤー、ウォークマンが懐かしい(apptoi)

(エントリより)
音楽を再生するとiPhoneのスクリーン上でカセットテープが回り始める音楽プレーヤー「AirCassette」。iPhoneが超小型のカセットウォークマンのように見えてしまう。
カセットテープの演出のみでなく、アプリ全体のインターフェースもスワイプが有効に利用されていて、きれいでわかりやすい。


何というおっさんホイホイ(苦笑)


ああ、「ノーマルだ」「クロームだ」「フェリクロームだ」「メタルだ」とカセットテープの材質に半可通になってた子供の頃が懐かしい…


参考:
【11月16日】 カセットテープの動作を再現したiPhoneアプリ、特定世代のハートを直撃中 ほか(やじうまウォッチ)
posted by かせっち at 19:55| Comment(2) | TrackBack(0) | ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月15日

言葉の重み

【TPP】米「日本が全品目対象と宣言」→日「言ってない。」→米「発表はそのままだ。訂正しない。」(アルファルファモザイク)

(エントリより)
1 名無しさん@涙目です。(東日本) :2011/11/14(月) 12:21:09.94 ID:tCE4I93X0 ?BRZ(10000) ポイント特典

米「発表はそのままだ」…TPP発表食い違い

 【ホノルル=中島健太郎】12日の日米首脳会談の内容をめぐり、米ホワイトハウスは会談後、野田首相が環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に関し、「すべての物品とサービスを貿易自由化交渉のテーブルに載せる」と述べたと発表した。

 これに対し、日本政府は「発言を行った事実はない」と否定する文書を発表した。

 米側が文書で発表した会談概要によると、首相発言は、オバマ大統領が「すべてのTPP参加国は、協定の高い水準を満たす準備をする必要がある」と広い分野での貿易自由化を求めたのに対して答えたものだとしている。日本政府は、米側が発表した首相発言は「日本側の基本方針や対外説明に米側が解釈を加えたものだ」として、実際の発言ではないとの主張を米政府に伝えたという。

 日本側の主張に関し、フローマン大統領副補佐官は12日の記者会見で「両首脳はTPPの包括的な議論をした。(米側の)発表はそのままだ」と述べ、訂正しない考えを明らかにした。

(2011年11月14日11時33分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111113-OYT1T00394.htm?from=top


恐らく事の真相は以下だろう。

嘘つきは民主党の始まり(パチンコ屋の倒産を応援するブログ)
まだ国民を騙せているとでも思っているのか(パチンコ屋の倒産を応援するブログ)

(エントリより)
野田が菅政権の閣議決定の方針で行く旨の文書でオバマに説明
 ↓
菅政権の閣議決定では全ての物品とサービスを交渉の俎上にする事になっている
(当時野田は財相、鹿野は農相、枝野は官房長官、玄葉は国家戦略担当だったので言い逃れは無理)
 ↓
米「野田が全ての物品とサービスを交渉のテーブルにのせると言った」と発表
 ↓
外務省「そんな事実は無い。米側の誤解だ。米側に抗議したら向こうも撤回した。
 ↓
米・フローマン大統領副補佐官「撤回なんてしてねーよ」
 ↓
外務官僚 「解釈の相違だ。抗議ではない。抗議するつもりもない」
 ↓
藤村官房長官、「首相が発言したとされているが首相の発言はなかった」
 ↓
鹿野「(野田の表明は)交渉参加を前提とした発言ではない」


恐らく野田氏が「菅政権の閣議決定の方針で進める」と言ったので、アメリカ側が「その閣議決定では『全ての品目を交渉する』と言ってるんだから、お前そのつもりなんだな?」と解釈したというオチだろう。


…ていうか、そう言ってくれば当然そう解釈するわな
posted by かせっち at 20:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月14日

腰砕け

野田首相 「TPP、すべての物品やサービスが対象」(痛いニュース)

(エントリより)
1 :名無しさん@涙目です。(神奈川県):2011/11/13(日) 12:56:21.82 ID:7RzSrBfm0
首相「TPP、すべての物品やサービスが対象」
12日の日米首脳会談について、米ホワイトハウスが文書で発表した概要によると、野田首相は環太平洋経済連携協定(TPP)交渉について、すべての物品やサービスが対象となる考えを示した。

米側の発表によると、会談で首相は「TPP交渉への参加を視野に、各国との交渉を始めることを決めた」とオバマ大統領に伝えた。大統領は「両国の貿易障壁を除去することは、日米の関係を深める歴史的な機会になる」と歓迎する意向を明らかにした。

その上で、大統領は「すべてのTPP参加国は、協定の高い水準を満たす準備をする必要がある」と広い分野での貿易自由化を日本に求めた。首相は「貿易自由化交渉のテーブルにはすべての物品、サービスを載せる」と応じた。

<略>

137 :名無しさん@涙目です。(東京都):2011/11/13(日) 13:08:41.65 ID:LKyuuhHx0
11日の野田
「これは、協議に入る際には、守るべきものは守り、そして、勝ち取るものは勝ち取るべき、
 ということの、まさに国益を最大限に実現をするために全力を尽くすということが基本である
 というふうに思います」

12日の野田
「貿易自由化交渉のテーブルにはすべての物品、サービスを載せる」


352 :名無しさん@涙目です。(関東地方):2011/11/13(日) 13:21:34.82 ID:BnmSa1sRO
こいつ交渉する気ないやろw
死ね豚

356 :名無しさん@涙目です。(東京都):2011/11/13(日) 13:21:58.18 ID:UqM/sjT00
なにこの無条件降伏


出発前には「内堀は埋めさせない」と大見え切っていた癖に

着いた途端に内堀を明け渡しやがった(怒)



参考:
大阪城の黄昏(当ブログ記事)

手をあげた途端、TPPゲームは終了した(日比野庵 本館)
TPPにより復活が懸念されるホワイトカラーエグゼンプション制度(木走日記)
posted by かせっち at 20:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月12日

大阪城の黄昏

関税をわかり易く例えれば「城を守る堀」。実際に輸入品に課税される関税を「外堀」とするならば、その国の文化や伝統、歴史的経緯、実情に根ざした非関税障壁は「内堀」。そして「内堀」の中にはその国の国柄にあたる「本丸」が控えている。

TPPは「城の堀を埋める」という話なのだが、「外堀だけでなく内堀まで埋めよ」というのがその本質。そしてTPP反対派・慎重派が危惧するのはTPPによって「本丸」が丸裸になることにある。しかし「本丸」の御大将はその事すら知らなかったらしい。

常識の範疇内での最低総理(あるウソつきのブログ)

(エントリより)
5 :名無しさん@涙目です。(長野県):2011/11/11(金) 19:17:05.58 ID:gCuehiKY0
今日の国会中継のまとめ:

1.原則10年間で関税を全廃することを知らず、保護できる関税があると思っていた。
2.TPP(条約)が国内法に優越することを知らなかった。
3.参加表明しても交渉への参加は早くても半年後であり、条件交渉が出来ないことを知らなかった。
4.ISD条項(投資家保護条項)の内容自体知らなかった。
5.TPPよりASEAN+6が国益であることを隠蔽してた。

また、TPP加入でGDPが10年間で2.7兆円増という政府の試算は、「農水業関連の現在の関税や規制を守ったまま」という意味不明な条件での試算だったことが判明。
全ての関税を10年内に撤廃するTPPの本質を知らない試算だったらしい。


<略>

 俺さぁ…。
 正直、冒頭に紹介した2chのまとめカキコ見て、信じられなかったんだよね。
 何がって、野田がそこまでアホだと言うことが。
 絶対に確信犯だと思っていたよ。野田は「TPPは現在のソリューションでは絶対に国益にならない」と解っていながら、「アメリカに感謝されるから」という、ただ1点を理由においてのみ、TPP参加表明をするつもりなんだってな。

 だから、動画ももちろん全部見た。まさかの。ガチだったわ……。
 ガチゆえに。この動画は必見だ。

 この質疑の数時間後…。野田はTPP参加表明をしたわけだ。
 これまでは、野田はアホなだけだったわけだが。この度目出度く、正式に売国奴にクラスチェンジしたわけだな。もー後には引けないね。


本丸を砲撃されたことにビビって家康との講和を焦り

外堀だけという口約束を信じて内堀まで埋められた

甘ちゃん揃いの大坂方を見るようだ

本丸のみの大阪城が夏の陣で辿った運命を知らぬ日本人はいない



参考:
驚愕!野田首相はISD条項を知らなかった・・・(ひろのひとりごと)
11.11売国記念日〜野田閣下、君が「ISD条項を知らない」と言ったから、今日は私の売国記念日(廣宮孝信の反「国家破産」論 ブログ)
【TPP】 首相が弾除けに使われて(丁寧語とか、礼儀正しく書いてみる日記2)
【TPP】『国家主権の移譲 byルピ夫』と言うグローバルスタンダード(丁寧語とか、礼儀正しく書いてみる日記2)
posted by かせっち at 20:32| Comment(2) | TrackBack(1) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

遠鉄百貨店 新館

郊外のショッピングモールに客を奪われ、鳴り物入りでオープンしたZAZA CITYも鳴かず飛ばず、経営破たんした松菱百貨店の再開発も宙に浮いて久しい浜松駅周辺の中心市街地に、遠鉄百貨店の新館が11/9(水)オープンした。

元々この場所には、浜松市と地元の私鉄・遠州鉄道(遠鉄)が共同運営していた複合施設・フォルテがあったのだが、施設の収益性と建物の耐震性の問題が指摘されており、結局遠鉄が施設を買い取って解体、隣の遠鉄百貨店・本館と連結したデパートに建て替えた。

本館と新館の間は屋根で覆われてちょっとした広場のようになっており、催事スペースとして使われる模様。また地下1階、及び3〜6階が渡り廊下でつながっており、3〜6階の渡り廊下もエスカレータで繋がっている。

地下1階は食料品を扱う、所謂「デパ地下」だが、生鮮物や総菜類は本館側、和洋菓子類は新館側に再配置されている。松菱が消え、ZAZAも失速し、唯一の対抗馬といえる浜松駅ビル・メイワンも、このデパ地下の規模には質量ともに引けを取る。

また新館と本館を3〜6階で連結したことは、両者間の回遊性が高まり、別建物でありながらワンフロアのように思わせることに成功している。個人的には、この規模なら郊外のショッピングモールにも十分対抗できるように思われる。

惜しむらくはレストラン街が貧弱なこと。新館にレストラン街が新設されず、従来の本館8階のレストラン街も相変わらず店揃えが貧弱な上に割高という点が改善されていない。メイワンのレストラン街に遠く及ばず、駅構内の食堂街の方がまだまし。
posted by かせっち at 13:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月06日

TPPの解説

「TPP」とは一体何か?国家戦略室の資料を読めば問題点がわかる(Gigazine)
アメリカで「TPP」を推進して米政府を操る黒幕たちの正体(Gigazine)
TPPは全世界で反対されている、自由貿易ではなく公正貿易が必要(Gigazine)

GigazineによるTPP解説記事

(記事より)
さらにこのTPPについて、以下の書籍「No Ordinary Deal -Unmasking the Trans-Pacific Partnership Free Trade Agreement-(「普通の契約ではない〜TPP自由貿易協定を暴露する〜」)」でもオークランド大学のジェーン・ケルシー教授など複数の関係者が以下のように警告を発しており、なんと日本についても触れられています。

以下が書籍中で触れられているTPPの真の問題点です。

・TPPは通常の自由貿易ではない

・オバマ大統領がアメリカ国内の仕事と景気回復のキーとしてTPPを売っているに過ぎない

・TPP関係でベトナム以外の9つの国が既に規制緩和を行っており、民営化も進めており、各国間に既に多くの自由貿易が成立している

・アメリカの乳製品市場がニュージーランド・中国・インド・日本に開放されるなどと誰も信じていない

・TPPでは「貿易」という名前自体が誤っている、間違っている

・TPPは輸出品や輸入品に関係していない

・TPPの契約によってもたらされる義務は政府の政策や国会の責任などのコア領域に押し入ることを目的としている

・アメリカのロビーストたちが自分の好きなように医薬品・食品・知的財産の規則を制限できるようになってしまう

・外国人投資家は自国を守るために投資を削減させようとする法案を出す政府を訴えることができるようになってしまう
posted by かせっち at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

[図解]景気拡大

2012.04.15改訂
2011.11.06初出

以下は内需型の景気拡大の図である。

macro-eco-02.jpg

家計と企業が支出してGDPが拡大し、企業収入が増える。企業は更なる収益拡大を目指して支出(設備投資)を増やす。また家計への給与が増え、家計も支出を増やす。企業と家計の支出が増えることでGDPも再び拡大する…という好循環が起きている。

企業収入が増えたからといって家計への給与を増やすことは、企業にとって必要条件ではない。しかし、企業収入の源泉であるGDPの拡大の一部は家計の支出が担っているため、家計への給与を増やして家計の支出を促すことは整合的である。


一方、以下は外需型の景気拡大の図である。

macro-eco-03.jpg

海外の需要拡大により輸出が増えてGDPが拡大し、その結果企業収入が増える。但し、この図では企業から家計への給与、企業と家計の支出は内需型ほど太線で示していない。その理由は、外需型では企業と家計の支出はGDP拡大の必要条件ではない、ということにある。

前述したように、企業にとって支出(設備投資)と給与はコストアップ要因だが、内需型では企業と家計の支出がGDP拡大を担っているため、企業は自ら支出し、更に家計支出を増やすために給与を上げることは整合的だった。

しかし外需型ではGDP拡大に企業と家計の支出を当てにしないため、コストアップ要因にお金を回すインセンティブが働かない。特に輸出過多による通貨高(日本ならば円高)による価格上昇を考えれば、設備投資と給与は抑える方向に向かう。

これが日本でリーマンショック前まで続いた「実感なき景気拡大」、そして現在韓国と中国で起きている事である。
posted by かせっち at 10:58| Comment(0) | TrackBack(1) | 経済(メモ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月03日

Jリーグ第31節 浦和vs磐田

おお、勝った!磐田、浦和に勝っちゃったよ!


ここ数試合ダメダメの磐田が、降格圏でケツに火がついて復調してきた浦和に、しかも浦和のホームで3−0の完勝をするとは思わなかった。


16位甲府と残り3試合で勝ち点差11となり、J1残留が確定

ナビスコ前年優勝チームのJ2降格のジンクスから免れた

ということで磐田の今シーズンはこれで終了です(笑)



あ、あと天皇杯が残ってるか(汗)
posted by かせっち at 20:37| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ(J1) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月02日

見えてきたもの

ここにきて賛成派の根拠や前提条件が次々で覆されてきているTPPについて。


11/02 【TPP】 @ 日米以外のメリットも教えて下さい(丁寧語とか、礼儀正しく書いてみる日記2)

(エントリより)
270 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2011/10/31(月) 04:06:47.60 ID:XxP4Yb35
昨日、NYから2週間ぶりに還ってきたウチの親父殿(法務関係)曰く、アメさんでのTPPの評価は「総合するとどっちでもいいや」だそうだが・・

重工系:慎重

・物量は圧倒的に、また最高水準領域での業務向け技術生産物でも勝る米国産だが、
中間層向けの安定した価格・高品質の家庭向け・中小企業向け電機や車では日本が有利

・黒アレの政策アピールに反して実質的な売り上げは伸び悩みかねず、
株価(投資家)対策という面ではむしろマイナス・・・


農業系:色々

・穀類関係ははしゃいでるようだけど、
よくよく観察してみると前線の生産農家というよりDCとかシカゴとかの中間業者が飛び跳ねているだけ。
それも実益というよりも期待感でテンション上げてるだけという・・・

・穀類以外だと、酪農は対オーストコリアで反対一色

・果物野菜関係は関税コストの低下は見込めても輸出量の増加は見込めないため、増産はできないって見解

・意外なのが肉関係。米国外の肉って牛・鳥・豚のブランド価値がかなり高いため、
分野別では薮蛇しかねないって危機感があるそうな


IT・サービス系:強いて言えば積極的
・HWは生産拠点がアジアばかりだし、ソフトウェアは価格を下げる必要性が出てくるため恩恵少なめ

・問題はインフラ・サービス提供系。規制緩和を見越した動きが活発で、
早い者勝ちの俺ルール普遍化を狙って、既に日本国内で蠢いてる(密林の契約書弾幕とか)

・ただ、先走った後にTPPおしゃかになったらどうすんの? って声も当然出てるが


おまけ:ゴミ
・ヤるき満々。地デジの完全移行で物理的な参入が楽だし、TPPで規制緩和したら即参入するお

・ケーブルなんて、それを見越してコンテンツのリース契約の簡略化を勧めてるし

・「日本のマスコミって、ピサロに食い物にされたインカ人みたい。訳がわからないよ」


11/02 【TPP】 A 日米以外のメリットも教えて下さい(丁寧語とか、礼儀正しく書いてみる日記2)

(エントリより)
781 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2011/11/01(火) 08:08:50.36 ID:SnCeCJSI
TPPでは、医療分野も開放になるから、
人工透析などの更生医療に頼ってる人は、
「金の切れ目が命の切れ目」と言われた状態に戻りそう。

この話を賛成派の人にしたら、
「日本国憲法には
『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。』
ってあるから憲法が守ってくれる、大丈夫」
って言ってた。

782 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2011/11/01(火) 08:13:56.14 ID:oZ6Y9Q9/ [5/12]
>>781
公的健康保険が制限されるのに何甘いこと言ってるんだか…

783 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2011/11/01(火) 08:19:22.51 ID:UQrA9ovr [2/6]
>>781
どうしてリスクを想定しないのかね?現象が起きるまでリスクが認識できないってのは
本当に危険だと思う。こういう発想の人間が「安全神話」なんてのを作ってるのかね?

785 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2011/11/01(火) 08:22:57.67 ID:GPxWThu6
>>781
憲法には、わざわざ「最低限度」と入れてあることに気づかないのね。
ISD条項で訴えられたら、最低限度のレベルが変わるのがわからないんだろうか。

786 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2011/11/01(火) 08:23:30.44 ID:zYLk9Whl
>>781
その権利を行使するには銭を用意するって義務を果たさなきゃならんと言っておくがよろし。
posted by かせっち at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月01日

お化けの正体

TPPおばけの正体見たり(ひろのひとりごと)

アメリカでは貿易交渉は米国議会が権限を持っており、米国政府はTPA法という法律でその権限を委譲されることで貿易交渉ができることになっている。ところがこのTPA法が2007年で失効しており、米国政府は貿易交渉を行う権限を持っていないことになる。


「TPPについて存在しない事実を恐れている。まるでお化けを怖がるようだ」

と民主党の前原氏がTPP反対・慎重派に向けて揶揄した「TPPお化け」とは

交渉権限を持たない米国政府そのものだったのだ(笑)



(エントリより)
アメリカの戦略はこう

わざとTPA法を適用しないで米国通商代表部から日本に嘘の情報を流す。
いざ、TPP交渉がスタートすると交渉の場に米国議会が乗り込んできて、これまで話されていないテーマが次々と交渉のテーブルに上がる
日本が「そんなの聞いてないよー」と言っても後の祭り。
米国議会は「なんか別の機関がそんなこと言ってたみたいだけど、議会は関知してないし。知らないよ」と言えばそれで終わり

Σ(゚д゚lll)ガーン

日本がいくら騙されたと喚いても、何の権限もない通商代表部が流した情報についてアメリカ議会が責任を取ることは無いでしょう。
100%とぼけて開き直ります。
議会に直接情報開示を求めなかった日本が悪いんだから仕方ない。

posted by かせっち at 20:05| Comment(2) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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