2009年03月30日

テレビ屋参上

NHKの討論番組で驚いたネットに対する認識不足(日経IT-PLUS・夏野剛のネオ・ジャパネスク論)

(記事より)
 NHKの討論番組「日本の、これから テレビの、これから」に出演した。メーンゲストは民放連の会長、NHKの副会長、糸井重里氏、ジャーナリストの嶌信彦さん、そして私の5人。さらに各民放のプロデューサーや放送作家、そして視聴者代表の方々が加わった生放送の討論番組で、3月21日土曜日の午後7時半から3時間というゴールデンタイムに放映された。(夏野剛のネオ・ジャパネスク論)

 テレビの企画としてはとても意欲的なもので、この企画をNHKで通した方々に本当に敬意を表したい。いろいろ大変だったと思う。


まぁ、こちらはヒゲ目当てで見たわけだが(笑)


討論番組といってもNHKらしく当たり障りのない落とし所になるだけなので、一度全部録画して、早送りしてヒゲが登場する場面だけ見たのだが(つまりCM飛ばしならぬ「ヒゲ以外飛ばし」だ(笑))、一連のヒゲの発言を見ると

「やっぱりヒゲはテレビが好きなんだなぁ」

と思わせる。夏野氏がコラムの中で「危機感が薄いのでは?」と指摘する「決まった時間にテレビを見る機会は減る」という設問に対して、Noを出して「テレビの前に来いよ!」と一喝してみせる姿勢はテレビマンとしての矜持を感じさせた。
posted by かせっち at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 水曜どうでしょう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

北の湘南

「北の湘南」北海道伊達市 地価上昇の背景に「セカンドライフ移住」(J-CASTニュース)

(記事より)
北海道伊達市は人口およそ3万7000人。北海道の南西部で札幌市と函館市の中間にあり、内裏湾に面した海沿いの場所に位置する。北海道でありながら雪が少なく、1、2月の平均気温はマイナス4度くらい。四季を通じて温暖な気候に恵まれ、「北の湘南」と呼ばれている。

ここは、もともと北海道内からの転入者が多い街としても知られていた。伊達市への移住を考える人に向けた、地域情報を提供するサイト「北のスロウライフ」を運営するアップデートの井餘田浩司さんによると、「温暖な気候が気に入り、北海道内で転勤が多かった人の中には、定年後には『伊達に住もう』と考えていた人が多かったんですよ。中には、若いときから土地を買っている人もいたくらいです」と話す。


「北の湘南」北海道伊達市の話は時々聞く。水曜どうでしょうのカントリーサインの旅でお馴染みの「魅惑の登別温泉」にも遠くない位置にあったと記憶する。


実際のところどうなんでしょう?>北の大地の住人


1、2月の平均気温が−4℃というのは北海道では暖かい方なんだろうが…
posted by かせっち at 21:08| Comment(3) | TrackBack(0) | ブログ&ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月29日

腐りすぎた鯛

※2009/3/28初出
※2009/3/29追記

書くことの難しさ ネットの言論はなぜ質が低いか(日経IT-PLUS・ガ島流ネット社会学)

(記事より)
 新聞に比べるとネット言論の質は低い――。もはや一部の新聞社幹部や研究者ぐらいしか言いそうもないことをあえて指摘してみたい。ブログやSNSに代表されるソーシャルメディアの登場によって誰もが情報を発信できるようになり、ネット上のコンテンツは膨大になった。だが、その質はネットユーザーが批判する既存メディアにとうてい及ばない現実もある。メディアを持つことで満足するフェーズはそろそろ終わりにして、質を上げる取り組みについて議論すべきではないか。


ネットに軸足を置き、既存メディアを批判することが多いガ島氏が、あえてネット言論に苦言を呈したコラム。しかし直後に「整理が十分でない原稿を出してしまった」と自分のブログで反省の弁を述べている。

書くことは本当に難しい(ガ島通信)

(エントリより)
はてなブックマークでid:yepさんが『論旨の中心は「ネット言論の質」っていうより「ネット "記者" の質」だよなあ/「言論」とひとくくりにしてるけど、なんかいろんなものが混ざってる印象』とコメントしている通りで、ジャーナリストとメディア(媒体)は切り離して考えたいと自身でもブログで書いていたにもかかわらず、今回のコラムでは媒体、ジャーナリスト、を区分出来ておらず、何が言いたいのか見えにくくなっていました。

<略>

趣旨からすれば、id:kanimasterさんのコメント「既存メディアの質は高い、という前提のご意見」というのは違っていて、正確に言えば、既存メディアはその枠組み(近代啓蒙主義的なジャーナリズム)が古くなっていて劣化しているが、既存メディア内にいる記者のスキルはまだ見るべきものはある、になります(ただし、既存メディアのOJTは、製造業の技術と同様、以前のような効果を生まなくなってきている)。

一方、市民メディアや一部のネットは、ただメディアであるということが目的になっているのではないか、という問題意識も以前からありました。「低くていい」「それがネットだ」という意見は根強くあるようですし、野球を楽しむ人全員がプロ野球を目指すわけではないですが(私はよくサッカーに例えますが)、やり始めると「もう少しうまくなりたい」と思ったりしないでしょうか。


既存メディアは「腐っても鯛」で

ネット言論は「大海を泳ぎ始めた小魚」とでも

ガ島氏は言いたいのだろうか

尤も最近の「鯛」は腐りすぎて

その味は「小魚」にも劣るのだが



参考:
言論の質は誰が決めているか(404 Blog Not Found)

(エントリより)
言論とは、言葉を発すること、だけではない。リンクすること、ブクマすること、いや、時にはシカトすることすら、言論なのである。誰かの目に入る行動は、すべて言論なのである。

そのことをふまえると、言論の質を高めるインセンティヴは、マスメディアよりネットの方がずっと高い。マスメディアでは部数だとか視聴率だとかっといった「マスな視線」しかわからない。ところがネットであれば、私のようなたかが個人に対する「視線」さえ、キーワードごとにわかる。

[TopHatenar] dankogai さんの順位

「blog」で一位、「本」で一位、「perl」で一位。「プログラミング」で一位。早い話、これらの話題に関する(はてな村における)言論の価値は、なんともはや、私が決めていることになるのである。いや、正確にはそう「見られている」のであるが、そこで「見るな」というのと「見るにたえるようにしよう」かで、質がもう一段上がるかどうか決めるように感じている。


※2009/3/29追記

IT PLUSさんにメイルを送る。(スポンタ通信2.2)

数々のネット上の市民メディアに参加し、オーマイニュースにも準備ブログの頃から意見を発していたスポンタ氏の意見。

(エントリより)
IT PLUSは既存メディア系であるが、経済新聞社のリアリズムは、いずれ「インターネットの真実」に関わらざるをえない。ま、返信の可能性などかなり低いのだろうが、とりあえず投稿してみた。

はじめまして。「サイバージャーナリズム論」(ソフトバンク新書)の共著者の一人のスポンタ中村です。藤代さんの「書くことの難しさ ネットの言論はなぜ質が低いか」を読ませていただきました。

http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT11000026032009

そして、新聞出身の彼の言説が、インターネットというメディアの特徴をまったく理解していないことに失望しております。

IT PLUSさんの編集方針は分かりませんが、インターネットを理解する人達のためのメディアであるなら、「インターネットの特徴」を踏まえた上での分析を掲載するべきであって、過去のメディアに類する人達の言論で、インターネットへの誤解を広げるべきではないと考えます。

私に発表の場をお与えていただけませんでしょうか。



インターネット上のテキストは、「パッケージ性」を条件としない。したがって、いままでのような「書く事の難しさ」というフェイズはほとんど無為となっています。

つまり、発信されたテキストが不完全なものであってもいい。

何故なら、それが重要性を持ったテキストであるならば、それを要約したり、寸借したり、論理化したり、事実で裏付けるような後追いテキストが他者によって発信される。それがインターネットだからです。

たとえば、「カラマーゾフの兄弟」という長いテキストで読みづらかった物語も、要約や主題がまとめられてインターネット上には掲載されています。いままでは、作者や出版社への配慮から、要約が流通することはありませんでしたが、それがインターネットでは自由に流通するのです。


と、書きたかったが、字数制限があり、前半のみの投稿となった。


投稿されなかったとされる後半部の「発信されたテキストが不完全なものであってもいい」こそが、IT-PLUS編集部に伝えるべき点ではなかったのだろうか。
posted by かせっち at 20:30| Comment(9) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月27日

ほぼフキかけました(笑)

「イチロー」と「一郎」どう違う? ネット上で「大喜利」盛り上がる(J-CASTニュース)

(記事より)
民主党・小沢一郎代表が2009年3月24日の記者会見で、野球のイチロー選手になぞらえて自らを語った発言がネットで話題になっている。「今年最低の便乗」「イチローと同列になるかよ」という批判も多いが、「試合の流れを変えたイチロー、資金の流れがバレた一郎」のように、WBCで国民的英雄となった「イチロー」と、公設秘書の起訴で渦中にいる「一郎」を「大喜利」風に比較する書き込みが相次いでいる。


イチローと小沢一郎を比較するコピペ「イチローと一郎のガイドライン」は以前から2ちゃんねるなどで流れていたが、同じ日にかたやWBCのヒーロー、かやた秘書逮捕と好対照となり、更に小沢氏が釈明会見でイチローを引き合いに出したことで一気にヒートアップ。J-CASTはもちろん、スポーツ紙も取り上げる事態になった(東スポだけど…(笑))。

イチローと一郎 暫定(Birth of Blues)
「イチローと一郎」 遂に全国デビュー(Birth of Blues)

(エントリより)
塁を盗むのがイチロー■■国を盗むのが一郎
大リーグなのがイチロー■■大リークされたのが一郎
右翼なのがイチロー■■左翼なのが一郎
自分に厳しいのがイチロー■■自民に厳しいのが一郎
カレーが好きなのがのがイチロー■■カネが好きなのが一郎
返球の制球がすごいのがイチロー■■献金の請求がすごいのが一郎
疾走するのがイチロー■■失踪するのが一郎
ヒットが話題になるのがイチロー■■秘書が話題になるのが一郎
謙虚なイチロー■■検挙な一郎
SAMURAI イチロー■■some lie 一郎
殊勝になるのがイチロー■■首相になれないのが一郎
ここ一番で燃えるのがイチロー■■ここ一番で燃やすのが一郎
金を取るのがイチロー■■金を取るのが一郎
最終的に勝つのがイチロー■■済州島を買うのが一郎
国民が感動するのがイチロー■■国民が勘当するのが一郎
世界の一位を奪ったのがイチロー■■政界の地位を失ったのが一郎
タイムリーを打ったのがイチロー■■タイムリーにゲロられたのが一郎


上手いなぁ…(笑)
posted by かせっち at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治(民主党) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

引導

※2009/3/25初出
※2009/3/27追記

「市民記者」のオーマイニュース 2年半で撤退、4月下旬サイト閉鎖(J-CASTニュース)

「オーマイニュース」としては立ち行かなくなり、再起を図った「オーマイライフ」にも引導が渡された。

(記事より)
情報サイト「オーマイライフ」を運営していたオーマイニュース(東京都中央区)は2009年3月25日、4月24日にサイトを閉鎖することを発表した。「市民みんなが記者だ」をスローガンに、鳥越俊太郎氏を編集長に迎え華々しくオープンしたが、閲覧数は低迷、「炎上」などのトラブルも相次いだ。08年には生活情報サイトとして再起を図ったが、最後までビジネスモデルを構築できず、開設から2年半でその幕を下ろすことになった。


※2009/3/27追記

時代の変革期に咲いたあだ花散る、オーマイニュース閉鎖(ガ島通信)

(エントリより)
それにしても、市民メディアを標榜する多くのサイト、そして既存メディア、研究者の議論もオーマイニュースの失敗からあまり学んでいないように見えます。閉鎖が、メディアを持つことで満足することから、次のフェーズへ移行するきっかけになればいいのですが…


参考:
時代(当ブログ記事)
posted by かせっち at 22:10| Comment(3) | TrackBack(4) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月24日

「安心して落ちろ!」

苦しいからこそ正面から議論〜メディア・サミットNY報告(日経IT-PLUS・岸博幸の「メディア業界」改造計画)

昨日のエントリで既存メディアをアミバに例えたが、ニューヨークで開催されたメディア・サミットではリアル「いいのかよ!」「安心して落ちろ!」論が応酬されたとか(笑)

(記事より)
 それにしても、マスメディア関係者とネット関係者が議論すると、両者の温度差が明確になって本当に面白い。例えば新聞の代表で来ていたパネリストは「ネット配信だけでは今の数のジャーナリストを養えず、ジャーナリズムが衰退する」と訴えていたが、ネット企業の代表は「それがどうした、少人数でも大丈夫だし、デジタル時代のニュースメディアは今の新聞とは違った形になる」と応酬していた。

 他にもたくさんの興味深い論点が議論されたが、こうした点について考察を深めることは、デジタル・ネット時代におけるジャーナリズムのあり方を明確にすることにつながるのは間違いない。日本でもこうした点に関する健全な議論が盛んになるべきではないだろうか。ジャーナリズムのあり方を明確にすることは、デジタル・ネット時代にふさわしいマスメディアのビジネスモデルを確立するための第一歩である。


参考:
「いいのかよ〜〜〜っ!!」(当ブログ記事)
posted by かせっち at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 朝日新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月23日

「いいのかよ〜〜〜っ!!」

情報の洪水の中で、幸せになれるのは誰?――新聞社の苦境とネットメディアの課題(藤田正美)

(記事より)
 しかし既存メディアはいま存亡の危機に立たされている。テレビも新聞、雑誌も広告収入が減っているからだ。その危機を加速している一因はネットの存在だろうが、そのネットビジネスそのものも、広告収入依存というモデルがどこまで成り立つのか、先行きは不透明になっている。英エコノミスト最新号に、"The end of the free lunch? again"と題した記事が出ている(参照記事)。

<略>

 そしてこう結論している。広告収入だけでは結局のところ十分ではない。無料コンテンツ、無料サービスというのは人を惹き付けるものだが、この2回のインターネットバブルの教訓は、誰かが「フリーランチ」の請求書を払わなければならないということだ。

 もっともエコノミスト誌は2001年にもほぼ同じことを書いた。Googleが登場したのはその後のことである。柳の下にドジョウが2匹いたわけで、3匹目が絶対にいないと言い切ることもできない。

 しかしその間に、紙メディアがどんどん衰退していくと、やがては垂れ流すべき一次情報をピックアップしてくれる人がいなくなり、ネットの水源が枯渇することにならないだろうか。それが杞憂であればいいのだが。


最近既存メディア方面から「既存メディアがなくなると、情報を取ってくる人間がいなくなる」旨の発言をよく見かける。ネットの情報も既存メディアに頼る部分が大きいので、既存メディアの衰退はネットにも無縁ではない、というわけだ。

まぁこの言い分にも一理あるし、このようなことを言うのも既存メディア側の危機感の表れなのだろう。しかし情報を人質に取ったような言い草は正直いけ好かない。とはいえこの台詞、どこかで聞いたことがあるような気がするのだが…


そうか 思い出した

残悔積歩拳を喰らったアミバだ(笑)



漫画『北斗の拳』で主人公ケンシロウに残悔積歩拳を撃たれ、自分の意思とは無関係に高層ビルの屋上の端に向かって歩き始める悪役アミバ。ケンシロウの次兄トキの居場所と引き替えに必死に命乞いをするときの台詞がこれ。


「お…おれが死んだら トキの…トキの居場所がわからんぞ!!

 い…いいのか いいのかよ〜〜〜っ!!」



…ああ、そっくり(笑)


他にも「おれは天才だ」という口癖とか、生兵法を使って失敗するとか、アミバの言動には既存メディアと相通じるところが非常に多い。差し詰め今マスコミが置かれている状況は、ネットに秘孔膝限を突かれ、地獄に向かって歩き始めた状況か。

最後に、前述のアミバの命乞いに答えるケンシロウの台詞で締めておこう。


「安心して落ちろ!

 きさまらに殺されるトキではない!!」



参考:
アミバ(Wikipedia)

アミバ様復活委員会
posted by かせっち at 21:13| Comment(0) | TrackBack(1) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月22日

討って出た結果

2つのリーバイスから見るブランド戦略の要(日経BP)

ジーンズメーカーのリーバイスがウォルマート向けに立ち上げた低価格ブランド「リーバイ・ストラウス・シグネチャー」。低価格商品で売り上げ増を狙ったが、その目論見どおりには行かなかった。

(記事より)
 結局、リーバイ・ストラウス社はシグネチャーブランドの拡大は得策ではないと判断したように思われる。

 実際、2005年をピークに、年々シグネチャーの売上比率は下がり、最新の年次報告書では全社売上の6%にまで縮小した。僕も毎年のようにウォルマートの店舗の様子はウォッチしているが、2008年はジーンズ売り場のほんの隅の方でしかシグネチャーを見つけることができなくなっていた。

 そしてリーバイ・ストラウス社の業績はどうなったのか。2005年に41億だった売上高は、2007年には44億ドルに増大した。利益額で見ればさらに回復は大きい。2005年から2007年で3倍に回復し、純利益は4.6億ドルという好業績をたたき出した。

 つまり、下流マーケットの拡大で売上高が減少し始めたからといって、高付加価値ブランドメーカーが、下流マーケットに出ていくのは得策ではなかったというのが、僕なりの学びである。

 デフュージョンブランドで下のマーケットに打って出るよりも、縮小しつつあるとはいえ、これまでのコアカスタマーへの付加価値を磨いた方が、企業の価値は維持しやすいものなのだ。


これは「イノベーションのジレンマ」でいうところの「ローエンド破壊」が起きている状態で、リーバイスの対応は伝統企業がローエンド市場に慌てて対応して失敗するパターンにあたる。

結局のところ伝統企業は参入を諦めて既存市場に回帰・専念するのだが、いつまでも新市場を忌避し続けていると負け企業のパターンに陥ってしまうので、痛し痒しというところか。
posted by かせっち at 19:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月21日

国際収支の見方

国際収支は経常収支、資本収支、外貨準備高増減、誤差脱漏から構成され、以下の式が成り立つ。

経常収支+資本収支+外貨準備高増減+誤差脱漏=0

誤差脱漏は統計上の誤差を吸収する分なので、製品やサービスの取引の経常収支、資産・負債の取引の資本収支、通貨当局管理下の対外資産の増減である外貨準備高増減が主要要素になる。更に外貨準備高増減は「通貨当局が関わる資本収支」と言えるので、資本収支とまとめて「広義の資本収支」とすると国際収支の式は以下のようになる。

経常収支+広義の資本収支=0

つまり国際収支は「モノの売り買い」である経常収支と「カネのやり取り」である(広義の)資本収支でバランスし、一方が黒字になれば他方が同じ分だけ赤字になる。そして経常収支が黒字になるか赤字になるか、バランスする(広義の)資本収支が主として(狭義の)資本収支か、外貨準備高増減かで国のモデルが特徴付けられる。

例えば三橋氏の著書で取り上げられた国のうち、アイスランド、イギリス、スペイン、アメリカは経常収支が赤字、つまり外国からの稼ぎ以上の金額を外国に支払っている。支払いに足りない分を外国からのカネの流入(要は外国からの借金)で埋め合わせ、それが資本収支の黒字として現れている。

一方で、残りの韓国、ロシア、ドイツ、中国、日本は経常収支が黒字である。しかしバランスさせる広義の資本収支の内容は、日本とドイツが主として(狭義の)資本収支であるのに対し、韓国、ロシア、中国は外貨準備高の増加で賄っているという違いがある。

更に、経常収支、資本収支の内容を分析することでそれぞれの国の国家モデルの特徴がはっきりしてくるのだが、まずは経常収支が赤字か黒字か、それをバランスさせているのは(狭義の)資本収支か外貨準備高増減か、という点が国のモデルを分析するとっかかりになるようである。


参考:
崩壊する世界 繁栄する日本(三橋貴明/扶桑社)

国際収支統計(Wikipedia)
posted by かせっち at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 国家のモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プロのライターが淘汰される時代

プロとしての矜持を作家・大石英司はどう思っているのか(週刊オブイェクト)

作家の大石英司氏のブログにアクセス禁止になっている週刊オブイェクトのJSF氏。彼のエントリを大石氏のブログにコメントした人までアクセス禁止を喰らった件について。

(エントリより)
この大石さんの主張を簡単に要約するとこうなるわけです。

『取材する努力をしないマニアが、プロのライターやアナリストが苦労して得た成果について揚げ足を取るんじゃない。努力をしてから物を言え』

つまり批判の内容について問題にするのではなく、お前には批判を行う資格が無いと、批判そのものがいけないという論調です。でもこれって、ちょっと単語を入れ替えて見るだけで暴論だと理解できるでしょう。例えば「マニア」を「読者」に、「ライターやアナリスト」を「マスコミ」にして見ましょうか。

『取材する努力をしない読者が、プロのマスコミが苦労して得た成果について揚げ足を取るんじゃない。努力をしてから物を言え』

こんな主張をマスコミ人が言い放ったら、袋叩きにされてしまうでしょうね。容易に光景が目に浮かびます。例え記事が間違っていてもそれを指摘するな、そんな暴論なのですから。軍事ライターはマスコミに分類されます。軍事マニアは、その読者です。故にこの置き換えは、ごく自然なものの筈です。

<略>

素人にソース付きで間違いを指摘されるプロは、その事実を厳粛に受け止めるべきです。大石さんは「プロは努力をしているんだ!」と主張されています。では一般人より知識レベルの低いプロは努力を怠っていると見なして構わない筈です。努力の形態は取材に限られるものではありません。せっかく苦労して取材したのに、的外れな記事を書くプロは幾らでも居ます。元々の専門知識に欠けている記者は、取材対象への質問自体が的外れになりがちで、担当者が丁寧に説明して返答してやっても理解すること無く、的外れな記事を仕上げてしまう・・・これはよくある光景です。

それでも以前は通っていたかもしれませんが、インターネットが普及した今では通用しなくなりました。「情報の共有化」の効果は、一般のマニアのレベルを一気に押し上げ、平均レベルが底上げされた結果、読者の平均よりもレベルの低いプロのライターが沢山出て来ました。これに該当する人は、努力を続けなければ何時かは淘汰されてしまうでしょう。
posted by かせっち at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月20日

中古住宅の利点

若い世代に「中古」住宅好評 “健康診断”の依頼増加(産経iza)

(記事より)
 若い世代を中心に、中古住宅への関心が高まっている。新築より価格が安いのが魅力で、探し方次第では質のいいお得な物件に巡り合えることへの期待がある。ただ、劣化状況や修繕費などに不安を抱く人は少なくない。より良い住まいを手に入れるため、建物調査の専門家に中古物件の“健康診断”を依頼するケースも増えている。(安田幸弘)


私が買った一戸建てもこのパターン。

立地は望外のところにあったが、建物は当時で築26年の代物だったので非常に格安。値段を聞いた人は誰もが「何でその場所でそんなに安いんだ!?」と驚く。

古い家なので、入居前のリフォームは耐震補強を最優先。事前調査にしっかり費用と時間を掛け、調査で見つかった基礎のひび割れの補強や耐震壁の追加など、不安要素は潰していった。

お金を掛ければ入居前のリフォームは幾らでもできるが、その分ローンも増える。そこで入居後でもできる工事は後回しにして、ボーナスなどの資金繰りを考えてその都度行う予定でいる。


懐具合と相談しながらのリフォームもまた楽しからずや
posted by かせっち at 21:54| Comment(5) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

崩壊する世界 繁栄する日本

崩壊する世界 繁栄する日本(三橋貴明/扶桑社)

当ブログで頻繁に引用する「新世紀のビッグプラザーへ blog」の三橋貴明氏の新刊。中小企業診断士が本職の三橋氏は、数々の経済指標を元に企業の財務分析的手法でその国の経済を解析するのが特徴で、今まで韓国経済、中国経済に関する著作を出している。

本書はアイスランド、韓国、ロシア、イギリス、ドイツ、スペイン、中国、アメリカ、日本の経済を同様の手法で分析し、今回の金融危機が各国経済に与えた影響を解説する。サブタイトルの「国家モデル論」とは「国家のビジネスモデル」と考えれば判りやすい。

(第一章p.19より)
 国家のモデルとは、その国の経済がいかに「付加価値」を稼いで成長し、「輸入」(輸出ではない)を可能にするのかを示す概念である。


付加価値の成長を示すのがGDP(国内総生産)とGNI(国民総所得)であり、輸入を可能にする力(筆者曰く「輸入力」)は外貨準備高と為替レートにあり、これらを知るためにGDP/GNI、国際収支、対外債権・債務、為替相場の推移を主に分析する。

自分が読んだ印象では、各国のビジネスモデルの違いは国際収支にまず特徴的に現れるようだ。特に国際収支の経常収支と資本収支を見ると、プラスにあるかマイナスにあるかでその国のビジネスモデルの大まかな傾向が見えてくる。

この本で幾つか気が付いたことは改めて書くつもりである。
posted by かせっち at 12:08| Comment(0) | TrackBack(1) | 国家のモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月19日

沈黙の鷲

航空自衛隊の主力戦闘機F-15イーグルは最強の戦闘機の名を欲しいままにしてきたが、既に運用開始から30年が経ち、F-15の次の世代の戦闘機が出てきている。

また航空自衛隊が長年運用してきたF-4ファントムが2008年度から退役が始まるのに合わせ、次世代戦闘機を導入する計画(F-X計画)が薦められている。

現在最強の戦闘機と言われているF-22ラプターもその候補に上がっているが、その圧倒的な戦闘能力が故に本国アメリカではF-22の輸出が禁じられている。

またF-15以上に高額であること、最新のステルス技術などがブラックボックス化されているため、日本でのライセンス生産が難しいことなどが導入を阻んでいるとされる。

このため防衛省はF-22以外の戦闘機も視野に選定を続けているが、ここにきてボーイングはF-15をステルス技術などを導入して再設計したF-15 Silent Eagleを発表した。

【特報】F-15SE登場!(東洋亭パーツ館新本店)

(エントリより)
 もちろん、この写真は日本初登場!(たぶん)

 ボーイング社が日本時間のゆうべ発表したばかりの、正真正銘の第5世代戦闘機F-15Silent Eagle、通称F-15SEであります。(*´Д`)ハァハァ

 セカンドエディションじゃないよ。Silent Eagleだよ。つか、ストライクイーグルとまぎらわしいけど。

 いやこれは萌えますよ。すごいな、このシルエット。悪夢ともいえるが。なんというかもう朝から興奮しきりで。

 ボーイングのプレスリリースはこちら


擬人化希望

来たれ F-15SEたん(笑)



参照:
F-15 (戦闘機)(Wikipedia)
F-X (航空自衛隊)(Wikipedia)
posted by かせっち at 21:35| Comment(2) | TrackBack(0) | ブログ&ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月16日

目利き力の劣化

情報の洪水の中で高まる目利きの重要性(Business Media 誠・藤田正美の時事日想)

(記事より)
 「情報の多さ」と「情報の豊かさ」は異なることであると筆者は考える。ITがもたらしたのは、基本的には参加者が増えたことによる「情報の多さ」である。もちろんそのあふれんばかりの情報には、豊かな情報が含まれているが、「豊かな情報にどう行き当たるか」「どのように手に入れるか」という、今までにはない新しい問題が生まれている。

 従来なら、新聞の見出しを見るとか、雑誌の目次を見るなどして「自分の欲しい」情報に接することができた(はずだった)。しかし、ネットに流れている情報が“多すぎる”場合、かなり検索技術を磨かないと欲しい情報を入手することができない。筆者の検索技術に問題があるのかもしれないが、時には洪水のような情報の中で溺れそうになることもある。

 紙メディアは、情報を伝えるというだけではなく、実はその前に情報を選んでいるということが、ITによる情報の洪水の中で改めて浮き彫りになったということが言えると思う。前回、ITが紙メディアを押しやっていることは間違いないが、このことがむしろ情報の価値を引き上げることにつながるのかもしれないと書いたのは、このことである。

 つまりメディアが何であろうと(紙、電波、インターネットなど)、そこに伝えられる情報は、誰かがセレクトしたものであり、その意味ではセレクト(言葉を換えて言えば、編集)することの重要性がますます高まってくるということだ。

 情報の価値とは、その選ぶ人間の目利きの価値でもある。ここで言う情報とは、例えば日々の株価の動きのようなものではなく、その株価がなぜ上がったのかといった、背景を分析したようなものを指している。単純なファクト(例えば株価)は、どうやって伝えられても別にそれによる差はない。そこには「時間差」があるだけだが、背景分析となるとどのようなファクトに基づいてどう分析したのか、極端なことを言えばアナリストの数だけ分析がある。その分析のどれが納得できるか、すべての分析を比較することはできないから、結局、どの目利きを信用するかという話になる。

<略>

 これらの「目利き」の人々がいるのは、現在のところはまだ紙や電波の世界だと筆者は思う。ネットにも信頼できる目利きが各分野で登場すれば、いよいよ紙メディアは衰退するだろうと思うが、実際にはどうなるだろうか。


確かに、既存メディアが「情報の目利き」の役割を今まで果たしてきており、今後もその役割を期待されていることには異論はないし、そのことはかつてのエントリでも指摘した。

しかし同時に、既存メディアの「目利き力」がどうしようもなく劣化していることは、日本テレビ社長の引責辞任にまで発展した以下のニュースが示している。

「真相報道バンキシャ!」は、なぜウソを見抜けなかったのか?(Business Media 誠・産経)

(記事より)
虚偽の証言に基づいて岐阜県に裏金があると報じた日本テレビ系の報道番組「真相報道バンキシャ!」。今回の問題はマスコミの取材方法や報道のあり方について課題を投げかけたが、なぜ日テレ側はウソを見抜くことができなかったのだろうか?


このようなマスコミの失態は今回が初めてではない。そして「中立的で事実を大きく逸脱していない」とはいい難い新聞などの記事内容を見れば、以下の結論に到るのである。


マスコミの目利き力などネットと五十歩百歩

嘘を嘘と見抜く力がないと信用してはいけない



参考:
プロのジャーナリストの優位性(当ブログ記事)
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2009年03月14日

彼を知りたがり、己を知らず

国家のモデル 最終回(新世紀のビッグブラザーへ blog)

(エントリより)
「日本は金融立国、アイスランドを見習え!」
 今にして思えば、↑この手の主張がどれほど空虚で、バカバカしいものか誰もが理解していると思いますが、当時はこの論調に心奪われる人が多かったのも、また事実なのです。
 本来は、それぞれの国に住む人々の民族、言語、宗教、文化、歴史などが異なる以上、「他国を見習う」ことなどできるはずがないのです。世界の中でも特に独自性が強い日本にとって、他国の国家のモデルなど、精々、参考になる程度でしょう。
 例えば、日本には「自動販売機」とうビジネス・モデルがありますが、このモデルを中国で適用することはできません。一晩で破壊され、中のお金を盗まれるのがオチだからです。
 日本で「自動販売機」というモデルが成り立つのは、この国が世界屈指の犯罪小国であるためで、同じ条件を満たす国は世界には数えるほどしかないのです。


麻生首相の『とてつもない日本』が最近バカ売れしているそうだが、以前のエントリで取り上げた通り「日本は普通に凄い」というのがこの本の趣旨である。

しかし「日本は普通に凄い」ことを一番知らないのは日本人自身でもある。世界的に見て凄い事が日本人にとっては当たり前のことなので、凄さの自覚がないのだ。

そして日本の凄さを支えているのが政府の強力な指導というよりは寧ろ、市井の人間の日々の営みであることは、外国人の日本を賞賛する言葉の端々に伺える


「日本は普通に凄い」のであると同時に

「日本の普通は凄い」のである



他人の芝生は青く見えるものだが、自分の芝生を見極めてから考えよう。


参考:
とてつもない日本(当ブログ記事)
【文化】ジャポニスム【世界の中の日本】スレのまとめ
日本びいきの外人を見るとなんか和むスレのまとめ
posted by かせっち at 21:18| Comment(0) | TrackBack(1) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月13日

弄ばれる数字

続 中国の最悪の輸出品(新世紀のビッグブラザーへ blog)

三橋氏は以前から中国の経済統計はいい加減だと主張していたが、その三橋氏をしてもあきれ返る事実が発覚。

(エントリより)
■中国は実質GDPの詳細どころか、全体の実数値さえ発表していない!
■中国の四半期ベースの実質GDP成長率は、対前年同期比のみで、対前期比の数字は発表していない!
■今年の1月15日に中国は唐突に「実は、07年の実質GDP成長率は13%だった!ドイツを抜いたアル!」と発表し、「名目GDP」の実数値と共に報道したが、やっぱり実質GDPの実数値は明らかにしていない!

<略>

中国が実質GDPの実数値や対前期比成長率を公表しない理由は、以下の通りと推測しています。

■GDPデフレータをいじることで、実質GDPの成長率を好きなように変更できる。

 過去の名目GDPの実数値をいじるには、色々と理屈をつけなければなりませんが(実は、サービス業の生産高をきちんとカウントしていなかった、というのは一回やりました!)、実質GDPはデフレータを「えいっ!」と動かすことで、数値を自由自在に変更させることができます。もっとも、実数値を発表すると海外から突っ込まれるのが目に見えているので(そのGDPデフレータの根拠は何だ、とか何とか)、成長率だけを上方修正するわけです。
 また、対前期比の実質GDP成長率を発表しないのは、上記のように適当に数値を修正しているため、辻褄が合わない箇所が出てしまうからだと思います。
 しかし、最近の中国が対前期比の実質GDP成長率を発表しないのは、明らかに別の理由があるようにも思えます。

『国際経済学者:中国のGDP伸び率はほぼ0%近い、政府は中国経済の実態を隠蔽
http://jp.epochtimes.com/jp/2009/02/html/d16341.html

<略>』

 要するに、中国の実質GDPは前四半期(08年10月-12月期)から対前期比でゼロ成長に陥っている可能性が極めて高いわけです。ちなみに、これまで筆者が「輸出バブルの消滅」で検証してきた日本やドイツ、韓国のGDPは、全て対前期比の実質GDP成長率です。中国はこの実質GDP成長率も、実数値も公表していないのです。

<略>

 ゼロ成長と言われようが、マイナス成長と言われようが、数字を公表していない以上、中国当局は何も文句が言えないでしょう。まこと、中国の最悪の輸出品(※注:数字)は、文字通り「最悪」です。
 
posted by かせっち at 21:26| Comment(1) | TrackBack(1) | 中国(経済) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月11日

自戒を込めて

村上春樹「ネット空間にはびこる正論原理主義を怖いと思う」(活字中毒R)

村上春樹氏の「ネット空間にはびこる正論原理主義を怖いと思う」について。

(エントリより)
 ここで村上さんが語られている「正論原理主義」というのは、【純粋な理屈を強い言葉で言い立て、大上段に論理を振りかざす】ことのようです。
 そして、その「正論原理主義者」たちは、「反対派」だけではなく、言葉を慎重に選んだり、いろんな立場の人々のことを慮ったりしてなかなか口を開けない人たちを「日和見主義者」だと強く批判して押しつぶしたり、追い出してしまう。
 そして、「正しさ」はどんどん先鋭化して、「異端を排除する」ことにばかり向かっていくのです。
 結果的には、社会を変革することよりも、内部での「正しさ比べ」になってしまい、それについていけない人たちは脱落していくばかり。
 それでは、どんなに「正論」を主張していたとしても、世界を変えるにはあまりに少ない人々の力しか集められません。

 ネット上というのは、「言葉だけの世界」だけに、なおさら、そういう「言葉の正しさ比べ」になりやすいんですよね。
 本当に「大事なこと」は、「そう簡単に言葉にはできないこと」にあるのかもしれないのに。
 僕は学生運動をリアルタイムで体験した世代ではありませんが、こうして毎日ネットにかかわっていると、「ネット空間にはびこる正論原理主義」そして、「その『正論』の尻馬に乗ることで、自分の優越感を満たしたい人」の多さに辟易しますし、僕自身もそういう人間のひとりであることを感じます。
posted by かせっち at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ&ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

天然のダム

中国を襲う干ばつと人工降雨の危険性(日経BP・伊藤洋一の『BRICsの衝撃』)

(記事より)
 筆者はずっと気になっていたのだが、中国はこうした干ばつ対策として、しばしば降雨ロケットを打ち上げている。以前NHKが特集でやっていたのを見たが、このロケットは北京オリンピックでは北京に雲が到達する前に雨を降らして雲をなくすものとして使われていた。幸い日本は雨の多い国で、私の記憶では深刻な水不足になるのは四国の北部と九州の北部ぐらいだろうか。四国の早明浦ダムは毎年水不足が問題となる。

<略>

 もっと究極の問題もある。人工降雨を進めるということは、ほおっておけば他の地域に降ったであろう雨をその場で、または狙った場所で降らせてしまうということだ。ある意味では水資源の横取りに相当する。それはどうなのだろうか。日本は中国から来る西風の風下にある。だから黄砂も粉塵も問題なのだ。今は問題ない量だとしても、また日本の場合「台風が一つ来てくれたら問題は解決する」ということも事実だろうが、中国があまりに人工降雨に頼るのを見るのは日本にいるわれわれとしては気持ちのよいものではない。


大河ドラマ『天地人』において、冬場は雪に阻まれて越後から遠征できないことを問われた上杉謙信が「その代わり、この雪で越後では米が取れる」と答えるシーンがあった。

これは山に積もった冬場の雪が夏場の水の供給の助けになっていることを示唆している。日本列島を貫く山脈群は平野を狭めてはいるが、天然のダムを擁していると言える。

逆に中国やオーストラリアの広大な平野は耕作地に適する一方で、天然のダムたる山脈が遠い。つまり冬場の「貯金」が望めないため、夏場の渇水が旱魃に直結する。

中国のような苦労をせずとも容易く得られる日本の水資源は、梅雨と台風と豪雪という天恵に加え、山脈という地の利にも支えられているのである。
posted by かせっち at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ&ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ボトルネック

200万アクセス感謝申し上げます 前編(新世紀のビッグブラザーへ blog)
200万アクセス感謝申し上げます 後編(新世紀のビッグブラザーへ blog)

三橋氏のブログが節目の200万アクセスを迎え、100万アクセスから現在までの3ヶ月間(!)を振り返る。

(エントリより)
 一年以上ブログを書き続け、徐々に分かってきたことがあります。それは、もし日本に問題があるとしたら、それは経済の問題ではなく、政治の問題でもなく、政党や政治家の問題でさえないということです。さらに言えば、官僚を初めとする公務員の問題でも、日教組や韓国民団などの特定団体の問題でもありません。
 日本の真の問題は、大手新聞社やテレビ局などのマスメディアと、そこに巣くう悲観主義の知識人もどきたちだけなのです。
 民主党が日教組や韓国民団に支援されていても、別に構わないのです。問題は、その事実をマスメディアがひた隠しにし、国民に周知しないことです。
 国民はマスメディアのせいで、政府の政策を知ることもできず、日本が世界からどれほど羨ましく思われているか、日本が世界にどれほど貢献しているか、この国がどれほど素晴らしい国かを知ることができず、選挙のために必要な情報を入手することさえもできないのです。
 添付は産経新聞に掲載されていた、民主党のデータです。主な支援団体の中に「部落解放同盟」「在日大韓民国民団」がある事を、日教組出身の民主党議員である輿石が、「教育の政治的中立などありえない」と発言した事実を、果たして何割の日本人が知っているでしょう。
 この種の情報を知っている上で、それでも民主党に投票したい人は、すればいいと思います。問題なのは、この種の投票活動に極めて重要な情報を、マスメディアがフィルタリングして国民に提供しようとしないことなのです。
posted by かせっち at 21:25| Comment(3) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月09日

そんな無茶な(笑)

実写映画版 『 ヤッターマン 』(Tonight 今夜の気分)

実写映画版『ヤッターマン』ではドロンジョ様を深田 恭子が演じているのだが、お嬢様然とした深キョンに悪女ドロンジョ様のイメージがどうにも繋がらない。

「夏木マリがもう少し若ければ適役だったのに…」というネットの意見も見かけたが、実はスタッフはとんでもないところにオファーを掛けていたらしい。

(エントリより)
その 『 ヤッターマン 』 が実写版の映画になると聞いたのは数年前だが、敵役の ドロンジョ は、アンジェリーナ・ジョリー に オファー したらしい。

それが叶わず、結局は日本人キャストで固めることになり、予算的にみると小粒な作品となったが、懐かしく感じたので鑑賞することにした。


スタッフ 無茶しすぎ(爆笑)


確かにアンジー様みたいなタイプがドロンジョ様にピッタリだが、そんなオファーしたら旦那のブラピが「御仕置きだべぇ!」とやってきちゃうぞぉ(笑)
posted by かせっち at 20:53| Comment(6) | TrackBack(0) | テレビ&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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