2007年07月31日

本当の自爆テロ犯

参院選が終了した翌日のテレビ東京系のニュース番組で、参院選の総括を求められた解説者は以下のようなフリップを出した。

「小泉改革」は参院選大敗北で完結した


あ?なんじゃそりゃ?と、思っていたら、こういうことらしい。

「小泉改革」とは実際のところ経世会(旧橋本派、現津島派)潰し

小泉氏は総裁在任中に経世会の力をじわじわ削いでいった

青木参院幹事長が牛耳る参議院には手を付けられないまま、総裁退任

今回の参院選で津島派は大幅に減らし、参院でも第2派閥に転落

青木氏は辞任に追い込まれ、経世会の最後の牙城も崩壊

経世会潰しという「小泉改革」の目的が達成される


う〜ん、つまり今度の敗北は小泉氏の仕掛け爆弾だったのか?「年金問題は自治労の自爆テロ」という意見もあるが、本当の自爆テロ犯は小泉氏だったのかも。そんな、一つ間違えれば自民党自体を危うくしかねないというのに・・・


あ、だから「自民党をぶっ壊す」のか(笑)


こうなると郵政解散で圧倒的勝利を収めながらさっさと総裁を辞めてしまったのも、参院選での自爆テロを決行しても、敗北の責任は現執行部に向けられて、自分の身は傷つかないと考えていたのでは?と勘ぐりたくなる。


とすると、自爆テロ犯というより遠隔操作爆破犯か?(笑)

いずれにしても、小泉・・・恐ろしい子!



じゃぁ、矢面に立たされる安倍氏はいい面の皮じゃないか、と思っていたら、実は安倍氏もつるんでいたんじゃないか?というのが、以下のブログの枕の部分。

ウソばっかり。^^;;;(東亜備忘録)

(エントリより)
そしてよく考えてみれば、参院で法案を否決されても別に構わないのです。

衆院で3分の2をおさえているから、差し戻された法案はすべて衆院で再可決すれば通る。

そう、すなわち、郵政解散で歴史的な大勝をした時から、もはや参院選はおそるるに足らないものとなり、純粋に党内政治に使えるコマとなったんです。


今回の選挙結果で津島派に代わって参院第1派閥になったのが町村派(清和会、旧森派)。つまり安倍氏の出身母体であり、名実ともに自民党の第1派閥になった町村派が、安倍氏を全面的バックアップすれば自民党内は牛耳れる。

そして自民党を牛耳れれば衆議院も牛耳れる。例え参議院で否決された法案も、衆議院さえ牛耳ってさえいればひっくり返せる。安倍氏の宿願である憲法改正はできないが、それまでに地ならしをすることならば十分に可能・・・


本当にここまで考えていたら、正に高等戦術だが、さて?
posted by かせっち at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

参院選の総括

清々しいまでの自民党の負けっぷり。まず年金問題が発火し、その後舌禍やスキャンダルが多発、その対応も悉く後手に回れば、この結果も当然か。

ということで、参院選の総括を幾つか。


2007参院選の雑感(切込隊長BLOG)

(エントリより)
○ 自民党金集まらなさ杉民主党テレビ広告打ちまくりの謎


詳細はエントリを見て頂くとして、確かに朝日と日経のニュースサイトのトップには民主党の広告バナーが貼りっ放しだったんだよね。


FTの参院選総括社説(今日の覚書、集めてみました)

英国Financial Timesの社説を引用したエントリ。

(エントリより)
Mr Abe and the LDP deserved to lose this weekend's upper house election. The problem for Japan is that Mr Ozawa and the DPJ did not deserve to win.

安倍氏と自民党の、今週末の参議院選挙敗北は自業自得である。日本にとっての問題は、小沢氏と民主党がこの勝利を得る資格を持たなかったことである。


【これが民意だ】年金−自治労の高笑い【文句があるか】(Let's Blow! 毒吐き@てっく)
【タレコミ】自治労の檄文書【公選法違反?】】(Let's Blow! 毒吐き@てっく)

年金問題の怒りが政府と自民党に向いたはずなのに、この問題の片棒を担いだ自治労の組織内候補が、民主党の比例第1位で当選したというお話。本当に面白いですね(棒読み)


参考:
書評 - 若者を食い物にし続ける社会(404 Blog Not Found)

(エントリより)
負けたのが誰かなら、わかる。
アンカテ(Uncategorizable Blog) - 勝ったのは無党派・リベラルか労組・マスコミか

参議院選挙は民主大勝に終わったわけだけど、勝ったのは無党派・リベラルなのか労組・マスコミなのか。

まだ選挙権のない子供たちだ。

というのが本書の主張であり、私もそれに同意せざるを得ない。

<略>

冒頭で、私は今回の参院選で、誰が負けたかを指摘した。しかし、以下を見れば彼らは選挙を待たずして負けていることがわかる。

2007参議院選挙特集 - 投票に役立つマニフェスト - 分野別マニフェスト概要・年金

このマニフェストの中で、若者を向いているものは、一つもないのだ。
posted by かせっち at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月27日

戯言

【光市・母子惨殺】 被告の元少年「僕は死刑後、来世で弥生さんの夫になるかも」「弥生さんは、洋さんが怒っているのを喜んでいないと思う」(痛いニュース)

(エントリより)
「遺族としては、じっと歯を食いしばって弁護側被告人の話を聞いていた」(遺族 本村 洋 さん)

8年前、本村洋さんの妻、弥生さんと長女の夕夏ちゃんが殺害された事件の差し戻し審で、弁護団の依頼により被告の元少年を独自に精神鑑定した大学教授が証言しました。

元少年は、教授との面接でこう話したと言います。

「ぼくは死刑になって、弥生さんと夕夏ちゃんと来世で会う。再会したときに弥生さんの夫となる可能性がある。そうなると洋さんに大変申し訳ない」(元少年)

そして元少年は、こうも語ったということです。

「弥生さんは、洋さんが怒っているのを喜んでいないと思う」(元少年)


こいつ・・・(激怒)


もしかしたら弁護団は、こんなトンデモ発言を並べ立てることで、心神喪失で無罪を狙っているのかもしれない。実際そうかどうかはともかくとして、こんな発言を聞かされる本村氏の心境は察するに余りある。
posted by かせっち at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ&ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

解決すべき問題

1年前、日本代表がドイツW杯で惨敗を喫したとき、あるサッカー解説者は「日本は体格や体力では外国には勝てません。だからこそ組織、戦術、技術をもっともっと磨かなければなりません。」と総括した。

サッカー関係者が未だにこのような意見を述べていることに、自分は非常に落胆した。


Jリーグが発足してから一体何年経っているのだ、と。

そしてまた同じ間違いを繰り返すつもりか、と。



Jリーグ発足直後の選手層の薄かった時期ならば、解説者氏の言い訳も通用しよう。しかしJリーグ発足から10年以上も経った今になっても体格・体力差に言及するとは、体格・体力面の強化については全くの無策だったことを如実に示している。

体格・体力で劣ると判っているなら、それを真正面から受け止めて改善すべきであり、組織戦術や技術の向上は根本的な問題解決の先送りに過ぎない。FWの決定力のなさという長年の課題も、個人能力の育成において同じ原因があるように思える。

無論、体力強化は一朝一夕にはできないし、できあがった体格は変えようがない。個人能力には天性の要素もある。ならばこそ長期計画を立て、体格のいい選手、体力のある選手、個人能力に長けた選手を若いうちから発掘し、継続的に育成していかなければならないのである。

このように言うと、自分が組織戦術を軽視しているように聞こえるかもしれない。「ジーコジャパンが敗れたのは、ジーコが選手の個性を尊重する余り、組織戦術を授けず、個人能力に頼ったからではないか」という反論もあろう。確かにその通りだ。

そしてオシムは日本代表の組織としての連動性を高めてきた。アジアでは比類ない華麗なパス回しはその産物と言える。しかしそのパス回しでサウジの守備陣を崩せたのか?その一方で日本の守備陣を突破したのはサウジの個人能力ではなかったのか?

そもそも走り続ける競技であるサッカーにありながら、オシムに「考えて走れ」と言われる事は、裏を返せば日本の選手はそれだけ「走れていない」ということ。日本の選手が本当に走れていれば、オシムは「考えろ」と言うだけで事足りたはずだ。


基礎的な計算ができない生徒に方程式の解き方を教えても

計算間違いするをばかりでテストの点は決して良くはならない。



今回の敗戦は戦術頼みのサッカーの限界を知らしめてくれた。組織の戦術は個人の能力を生かすためにあり、組織の能力は個人の能力の総和を超えない。組織戦術が重要であることは認めるが、同時に組織の力の源泉は個々人の力にしかないのである。
posted by かせっち at 21:40| Comment(2) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月26日

火事場泥棒ノススメ

民主党・さくらパパ 「年金なんか、納めてなくても納めたと言っていい」…年金虚偽申請を「奨励」(痛いニュース)

(エントリより)
参議院全国比例区選挙に民主党公認で立候補している「さくらパパ」こと横峰良郎氏が、年金納付履歴の確認時に虚偽の申請を奨励する発言を行いました。

この発言は7月21日夜、高知市九反田の中央公民館で開かれた同党の武内則男・高知選挙区候補との合同個人演説会で飛び出したもので、「年金なんかみんな言えばいいんですよ。みんな65歳以上の人が言って、はい私納めてましたと、納めてなくても言ってもいいと思います。言ってもいい」と述べました。


貴様、タレント候補だからって

フザけたことぬかしてんじゃねぇぞ、コラ(怒)



こんなことが許されるなら、「証拠がなくても申請者の意見を尊重する」という第三者委員会の意図は完全に踏み躙られる。いつから日本人はこんな火事場泥棒を推奨するようになってしまったのだろう・・・(嘆息)
posted by かせっち at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治(民主党) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

突破者の不在

ちぎれたクサリ(日々是亜洲杯2007・スポーツナビ)

ジャカルタでの日本vs韓国による決勝戦を願っていた宇都宮徹壱氏。しかし日本vsサウジアラビアの前に行われた韓国vsイラクは、PK戦の末に韓国が敗れる結果となった。

(記事より)
「またしても会えなかったね、韓国」

ひとりそうつぶやいて、私も記者席に向かう。そう、この時点での私は、今日の試合を非常に楽観視していたのである。それも、ほとんど能天気なまでに。


しかし、一次リーグと準々決勝でのサウジアラビアの試合を幾つか見てきた自分は、このような楽観論は抱けなかった。ゴール前で縦に突破する時のサウジのスピードは、他のアジアのチームには見られないものだったからだ。

日本の今までの対戦相手は絶対的な速さがないベトナム、高温多湿の気候に苦しんで足が止まったUAEとオーストラリアと、速くないチームばかり。それだけに、今までのチームとは次元の違う、一発の速さを持つサウジに日本は苦戦するだろう・・・


そしてこの予感は的中することになった(哀)


サウジはしっかり引いて守り、日本にボールを回すだけ回させて、要所で出足良くボールを奪取、すぐさま前線に供給して、前を向いたFWが突進する。堅守速攻はサウジのお家芸だが、今回は速攻という「槍」の出来が違った。

その象徴は決勝点となった3点目。再度同点に追いついて前に攻めかかった日本のボールを奪い、FWマレクがドリブルで突進。アタックできずにズルズルと後退する阿部と中澤を振り切って右足一閃、日本のゴールネットを揺らした。

一方の日本の攻撃は単調そのもの。早いパス回しで相手を釣り出し、できたスペースを突く狙いも、相手守備陣が出てこなければ何もならない。サイドからのクロスもサウジの高いDFに悉く叩き落とされる様は、まるで「テニスの壁打ち練習」を見る様。

このようにしっかり守られたときには、ペナルティエリアに侵入して守備陣を撹乱させる攻めが必要だが、今回の主要メンバーにはそれを担うドリブラーがいない。羽生(千葉)の早めの投入か、家永(G大阪)や太田(磐田)が使い物になっていれば・・・


結局のところ幾らパス回しが華麗でも、

ゴールに肉薄することができない攻撃は

脅威でも何でもないのである。



パス回しによる釣り出しを無効化され、クロスボールを高い壁に跳ね返され、ドリブラーという「突破者」を持たない日本は攻め手を失い、そして「突破者」を持つサウジに負けるべくして負けた、というところではないだろうか。
posted by かせっち at 21:51| Comment(2) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月24日

詰めの甘さ

【これはひどい】民主党マニフェスト−年収600万以上の人はどうするの?(Let's Blow! 毒吐き@てっく)

(エントリより)
民主党はマニフェスト(政権公約)で年金改革について「基礎(最低保障)部分の財源はすべて税とし、高額所得者に対する給付の一部ないし全部を制限する」と明記している。

小沢氏は11日の党首討論会で「一体いくらから(制限が)始まるのか」(太田昭宏公明党代表)などと突っ込まれ

「年収1200万円超の皆さんには遠慮してもらう。600万円前後からなだらかに(支給額をカットして)いく」

と具体額を示した。同党事務局は「現役時代に最も高かった時点の年収」と説明する。

<略>

あかんわ、こりゃ

税金だけ払わされて、一瞬でも年収600万超えたら損しろってか?

で、1200万超えたら、払うもんだけ払わされて、基礎年金無しだってか?


・・・ここら辺の詰めが甘いんだよなぁ、民主党は。
posted by かせっち at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治(民主党) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仕事しろ

昨今の年金問題もあって、社会保険事務所に加入記録の確認に行った。

発行された記録を見ると、大学時代の国民年金も就職後の厚生年金も欠落なし。「やれやれ、一安心」と思って現住所を見ると、今の住所に引っ越す前に住んでいた、7年前の古い住所になっていた。

私:「すいません、この住所、古いんですけど?」
社:「どれどれ・・・ああ、現在は厚生年金に加入されてますよね?」
私:「会社勤めだから、そうですね。」
社:「恐らく、その会社の方から住所変更届けが出てないので、古い住所のままになっていると思います。申し訳ありませんが、会社に確認して頂けませんか?」


・・・おかしいなぁ、会社には引っ越した時に住所変更届けを出したはずなんだが。厚生年金用には別途届出が必要だったのか?

そこで後日、会社の担当者に問い合わせて見ると、

会:「確かに住所変更届は頂いてます。で、その時にこちらとしては社会保険庁の方に住所変更を出したはずなんですよ。」
私:「はぁ?・・・ってことは・・・」
会:「あの、その、もしかしたら、住所変更の処理がどこかで漏れてしまったのかと・・・


さぁて、仕事をサボったのは誰だ?(笑)


私:「(苦笑)・・・で、どうすればいいですかね?」
会:「こちらから住所変更届の用紙を送りますので、それに記入して返送して下さい。後はこちらから社会保険庁に届出をしますので。」
私:「わかりました。ところで、こういう事例って他にありましたか?」
会:「いえ、こういう問い合わせは今回が初めてです。だからレア・ケースなのかもしれません。」


どうかな、今まで問い合わせが無かっただけじゃないかな。


しかも来年、全ての加入者や受給者に加入記録を通知すると政府は言っているが、社会保険庁のデータにある住所に郵送するはずだから、この時に「通知が送られてこない!」というトラブルが出そうな気がするねぇ。


住所の問題ではありますが、

一つの会社にずっと勤めている人も、

一応確認した方がいいかもしれません。



参考:
年金記録に対する信頼の回復と新たな年金記録管理体制の確立について(社会保険庁)
posted by かせっち at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月22日

残り1週間

まぁ、自民党のネガティブファクターなんて腐るほど流れているので、別の視点を提供。

■田原総一朗:安倍政権の倒閣を企てた官僚たちの二重クーデター(日経BP)

(記事より)
今月29日に迎える参議院選挙は、非常に自民党に厳しい状況だ。どの新聞、テレビを見ても、民主党の有利を伝えている。なぜこんなにも自民党が厳しい状態になっているのか。そこには、新聞やテレビがなぜか全く指摘しない問題が隠されている。


年金問題の主犯-自治労は今、何をしているのか(Let's Blow! 毒吐き@てっく)

(エントリより)
ところで・・・何故か左派のオーマイニュースが、結構マトモな記事を書いていて、瞠目しちまったよ

JanJanなら、たまにこの手のマトモな記事があるってのは知ってるけど、オマニーからですか

メディアに創られた「参院選の争点」-問題が「問題」に変わるとき・・・だってさ

続きに転載しよう


信じるかどうかは皆様次第。


※2007/7/23追記:
この国を蝕む大きな声(代表戸締役 ◆jJEom8Ii3Eの妄言)
posted by かせっち at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月20日

パンドラの箱

環境を無視した社会主義(日経BP 伊藤洋一の『BRICsの衝撃』)

(記事より)
今の中国とインドは、明らかに社会主義を経済政策の柱とした後遺症を残している、と筆者は思う。特に中国に、その悪影響が出ている。中国の多くの国営企業が目指したのは、すでに指摘した通り「量」であった。質や、消費者の嗜好への対応は後回しだった。そこに改革開放で「(国の援助からの)自立」と「利益」を求められた。頭が切り替わらないうちに、荒々しい、そして無秩序な市場経済に投げ込まれ、そのまま来ているのである。


そして「量」から「質」への転換がなされないまま、中国経済は世界経済とリンクした。安さを武器にもてはやされた「made in China」は、中国製品で次々と発覚した汚染事件によて今や「危険な製品」の代名詞となり、アメリカでは遂に中国原料を含まない「China Free」を掲げる製品も現れた。

恐らく、粗悪な「質」に慣らされた中国国内では大きな問題にならなかった製品が、そのまま世界に輸出されたことでその「質」を厳しく問われることになり、それが中国国内の問題そのものを炙り出すことに繋がっていく。


中国は自らパンドラの箱を開け放った。


果たして、中国という「箱」に「希望」は残るのか?
posted by かせっち at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国(経済) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月19日

いつか来た道

【記者手帳】「見ざる聞かざる」のソウル株式市場(朝鮮日報)

高騰を続ける韓国の株式市場ついて、株価下落を予想する悲観論者が非難され、楽観論ばかりが横行する予測に、記者は市場の不健全さを指摘する。

(記事より)
韓国銀行はコール金利を引き上げ、追加引き上げの可能性にも言及したが、株価はむしろ急騰している。原油高上がっても、ウォン高が続いても、投資家たちはひたすら「もっと上がる」と見込んで投資している。韓国証券のある支店長は「中年の主婦が個人年金を解約し、株式投資につぎ込もうとするのを止めたが、話を聞いてくれなかった」と話す。


うわ、完全にイッちゃってるぜ、こいつら。

まるで「あの頃」の日本を見るようだ。(呆)



利上げ、原油高、ウォン高と下げ材料が揃ってるのに、上昇する株価をおかしいとは思わんのかね?


参考:
本当はヤバイ!韓国経済(三橋貴明/彩図社)
韓国経済wktkスレまとめサイト Wiki
posted by かせっち at 22:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 韓国・朝鮮(経済) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月18日

「身を美しく」と書いて「躾(しつけ)」

子連れで外食したい。子供が騒いでも大目にみてほしい。君も子供を持つ親になる可能性があるのだから…朝日新聞記者(痛いニュース)

「居酒屋は子供連れの入店を断ってはどうか」という投書に対し、育児休業を取って子育てしている朝日新聞記者(男性)のコラム。

(エントリより)
私も居酒屋に子連れで来ている人を見たことがあります。息子「みぃ」の育児を始める前なら、私もその投稿に賛同していたかもしれません。

でも、今は違います。投稿の数日後、同じ声欄で子育て中の女性から反論があったように、最低限のマナーを守っている限り、優しく見守って欲しいと思います。

確かに、小さな子どもの泣き声はよく響くし、聞いていて心地よいものではありません。店内を駆け回り、泣く子どもをほったらかしにしているのなら論外ですが、そうでなければ、「お互い様」と少し大目に見て欲しいと思います。

育児経験者には「私たちにもこんな時があったな」、未経験者には「こんな時が将来来るかも」という風に。


育児経験の前後で記者が変節したかのように見えるが、育児経験前は「居酒屋で静かに飲みたい自分の自由」、育児経験後は「子供の好きにさせたい自分の自由」と、「個人の自由は何よりも優先される」という根っこのスタンスに変わりはない。

しかし社会の各人が「個人の自由」を野放図に追求すれば、必ず個々の自由が衝突し、互いに相争う騒乱の社会に陥る。それを避ける知恵の一つが「相手を慮る」「他人様に迷惑をかけない」という日本的価値観だったはず。

無論この日本的価値観には「批判すべきときに批判しない」「社会に対して個人が過剰に遠慮する」という欠点もある。伝統的にこの価値観に縛られてきた反動として、戦後の日本は個人の自由を追求する風潮が続いてきた。

しかし最近では、過剰なまでに個人の自由を追求した結果、騒乱の社会に陥らないために考え出された日本的価値観が大きく後退してしまった。今の日本社会の落ち着きの無さは、これが原因にあるように思えてならない。


「個人の自由」を社会に要求する前に、

「個人の責任」を社会に果たしているか?
posted by かせっち at 23:01| Comment(0) | TrackBack(1) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月17日

自白

禁煙タクシー:県内、全面始動 毎日新聞2記者が試乗 /神奈川(毎日)

(記事より)
県内のタクシーが11日、首都圏で初めて全面禁煙化された。「きれいな空気で過ごせる」と歓迎する人。「乗客とのトラブルが心配」と不安顔の運転手。受け止めはさまざまだ。1万4000台の禁煙タクシー始動で、サービスはどう変わったのか。同僚の池田知広記者=1日喫煙本数15〜20本、25歳=と乗車してみた。【堀智行】

<略>

続いて横浜駅から個人タクシーに乗車した。男性運転手(67)は最初は申し訳なさそうに断っていたものの、頼み込むと「そんなに吸いたいの」とあっさりと了解。


意図的に神奈川県条例を破った毎日新聞の池田知広記者

彼を教唆した毎日新聞の堀智行記者に栄光あれ!(嘲笑)
posted by かせっち at 22:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 毎日新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

応援歌

ハノイにとどまることになって(スポーツナビ)

(記事より)
この日は巻が代表初の1試合2ゴールを挙げたり、遠藤が見事なFKとアシストを決めたり、さらには中村俊が流れの中から右足でネットを揺らしたりと、なかなかに見どころの多いゲームであった。だが、それ以上に評価すべきは、オウンゴールによる予期せぬ失点から、彼らが気持ちと思考を切り替え、失いかけたゲームの主導権を一気に引き戻したことであろう。


いやいや、最も評価すべきはスタジアムに流れたベトナムの応援歌だ。


♪べとな〜む ほーちーみん


ニャンさんが歌ったあの歌をここで聞くとは思わなんだが、元々は軍歌だそうなので、こういう場面で歌われるのも納得。
posted by かせっち at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 水曜どうでしょう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月15日

メモ:円キャリートレード

経済用語の自分の理解のためのメモ。今回は「円キャリートレード」。

商売の基本は「安く仕入れたモノを高く売る」。金融では仕入れるモノは「お金」、仕入れたモノの値段は「金利・利息」。つまり低い利息で借りて高い利息で貸し、その差額(利ざや)を稼ぐのが金融の常道。

例えば以下のケース

Aから¥10,000を利息1%で借りる(返済額¥10,100)。

借りた¥10,000をBに利息2%で貸す(返済額¥10,200)。

返済時期が来て、Bから¥10,200を受け取る

返済時期が来て、Aに¥10,100支払う。

差額は¥10,200 - ¥10,100 = ¥100の黒字


国を跨いだ金融取引でも事情は同じで、金利の低い国から資金を調達し、両替して金利の高い国に融資する。

Aから¥10,000を利息1%で借りる(返済額¥10,100)。

借りた¥10,000を$1 = ¥100の為替レートで$100に両替。

両替した$100を利息2%でBに貸す(返済額$102)。

返済時期が来て、Bから$102を受け取る

受け取った$102を$1 = ¥100の為替レートで¥10,200に両替。

返済時期が来て、Aに¥10,100支払う。

差額は¥10,200 - ¥10,100 = ¥100の黒字


国内での取引と同じ結果になったが、これは「Bに貸す時の為替レート」と「Bから返済された時の為替レート」が同じだったから。為替レートが変わらない固定相場制ならばこうなる(実際には為替手数料が発生して同じ結果にはならないだろうが、ここでは省略)。

一方、為替レートが日々上下する変動相場制では、両者の為替レートが一致することはほとんどない。例えば「Bから返済された時の為替レート」が$1 = ¥101(つまり円安)になったら、どうなるか?



返済時期が来て、Bから$102を受け取る

受け取った$102を$1 = ¥101の為替レートで¥10,302に両替。

返済時期が来て、Aに¥10,100支払う。

差額は¥10,302 - ¥10,100 = ¥202の黒字


逆に$1 = ¥99(つまり円高)になった場合、



返済時期が来て、Bから$102を受け取る

受け取った$102を$1 = ¥99の為替レートで¥10,098に両替。

返済時期が来て、Aに¥10,100支払う。

差額は¥10,098 - ¥10,100 = -¥2の赤字(!)


以上の例をまとめると、

返済時の為替レートが
・貸出時より円安→金利差による利益より儲けが増える(為替差益)
・貸出時より円高→金利差による利益より儲けが減る(為替差損)


国際金融取引では、為替レートの変動によって利益が増えたり減ったりする(最悪赤字になる)。為替レートは日本と外国の日々のお金のやり取りの結果だから、その変動を予測することは困難。

つまり国際金融取引では為替レートが大きなリスク要因になる。


***


上記のロジックに基づき、世界的に見て金利の安い円を借りて金利の高い他国の通貨で運用し、その金利差で儲けるのが円キャリートレード。借りた円が外国通貨に両替されることで円安に振れるので、金利差に加えて為替差益が得られる二重においしい取引だが、為替レートが円高に振れると為替差損が発生する危険性も孕む。

一端円高傾向になると、円キャリートレードの運用者は為替差損を避けるために円高が進まないうちに返済しようとする。しかし返済時の円への両替で円高が更に進み、更なる円キャリートレードの清算を呼ぶ。かくてドミノ倒しのように円高が進行し、清算の流れに乗り遅れた者は膨らんだ為替差損で大損を被る。

清算によって円高が進む一方で、運用していた外貨は通貨安を引き起こす。現在、韓国に大量に流入している円キャリートレード資金が一斉に清算に向かうとウォン暴落を招き、大量に積みあがった対外債務の返済額を上昇させ、最悪の場合10年前の通貨危機を再現させる、と「ヤバ韓」は警告する。

ちなみに円キャリートレードの清算の引き金となり得るのが日銀の利上げ。利上げが行われると円の金利が上がるので、今までより円を買う(或いは円を売らなくなる)傾向が強まり、円高に向かうようになる。そして日銀の利上げは来月行われると予想されている。


そのとき、韓国経済に何が?


おまけ:
身近な外貨預金でも為替差益・差損の問題は起きる。高利回りを謳う商品でも運用しているのは外貨(ドルなど)だから、満期時の為替レートが円高になれば両替される円は目減りし、最悪元本割れになる。

外貨預金の注意書きに「円高になると元本割れのリスクあり」というのはそのため。


参考:
本当はヤバイ!韓国経済(三橋貴明/彩図社)
円キャリー取引(Wikipedia)
2種類の円キャリー取引(日経ビジネスオンライン)・・・閲覧にはユーザー登録(無料)が必要です。

メモ:為替相場
ザ・デイ・アフター
posted by かせっち at 14:39| Comment(0) | TrackBack(1) | 経済(メモ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月14日

「彼ら」がすべきこと

在日の挽歌 消えていく在日韓国人(第三の隣人 中国朝鮮族)

中国朝鮮族を妻に持つshinwaさんのブログ。曰く「のび太みたいな夫とドラえもんみたいな嫁」だとか。

(エントリより)
私は思う。何故あたりまえのことをあたりまえにできないのか。これだけ日本という恵まれた地で、生まれたことについての利便性を何故生かすことが出来ないのか。今、在日韓国人は払ってもない年金を要求することでもなく、参政権を要求することでもない。自分は何者であるのか、自分の立場を明確にし、祖国から尊重され、そして日本人からの尊敬を集めることである。権利ばかり主張し義務をおろそかにする集団はいつか歪が生まれる。

そういうことで実は在日韓国人はほかの在外韓国人との仲はうまくいっていない。中国朝鮮族からも批判はあるし本国からの批判も大きいことは統一日報も認めている。


簡単なことです。

やることやっとけ、と。
posted by かせっち at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国・朝鮮 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月09日

メモ:為替相場

「本当はヤバイ!韓国経済」を参考に、経済関係用語の自分の理解のためのメモ書き。

今回は「為替相場」。

「本当はヤバイ!韓国経済」第3章より)
ところで、日本の円やアメリカのドル、韓国のウォンなどの取引相場、いわゆる為替相場が、何を契機に変動するかご存知だろうか?為替相場は、外国為替市場での外貨と自国通貨との取引における、その通貨の需要と供給の関係により決定される。

具体的に説明しよう。例えば日本円で言えば、何らかの理由で外貨、例えばドルへの両替が急増すると、ドルの需要が高まるのでドル高、つまり円安になる。逆に、何らかの理由でドルから日本円への両替が急増すると、今度は円高ドル安になる。

要は外国為替市場において、日本円への両替が多ければ円高に、外貨への両替が多ければ円安になる、それだけなのである。


要約すると、

何らかの理由で
・外貨から日本円への両替が多い→円高
・日本円から外貨への両替が多い→円安


両替という行為は、手持ちの通貨を「売って」別の通貨を「買う」という見方ができる。これがニュースでよく見られる「円が売られドルが買われて、円安ドル高」という表現。

何らかの理由で
・外貨を売って日本円を買う量が多い→円高
・日本円を売って外貨を買う量が多い→円安


外貨を日本円に両替するということは、それだけ国内の日本円の量が増えるということ。逆に日本円から外貨に両替すると、国内の日本円の量が減る。つまり、

何らかの理由で
・外国から日本にお金が流入する量が多い→円高
・日本から外国にお金が流出する量が多い→円安


さて、今まで為替相場が変動する契機を「何らかの理由」としてきたが、その理由は様々というのが実際のところ。日本と外国との間の、日々のお金の出入りの結果が為替相場になるのであり、そのお金の内容に関係なく、お金が日本に入ってくれば円高になり、お金が日本から出て行けば円安になる。

そう、そのお金が「輸出で稼いだ外貨」だろうが「外国の金融機関から借りた外貨」だろうが、日本に入ってくれば円高になり、「海外旅行のために両替される日本円」だろうが「外国の金融機関に貸し出される日本円」だろうが、日本から出て行けば円安になる。

つまり、為替レートが幾らになったことよりも、為替相場が変動した原因は何か、ということが大事。為替相場は日本と外国のお金のやり取りの結果でしかないから、その原因を調べ、悪材料があれば是正することが肝要。

そして韓国のウォン高を招いているお金の流入が、「輸出で稼いだ外貨」よりも「外国の金融機関から借りた外貨」の方が大きいということが、三橋氏が懸念する点。


参考:
本当はヤバイ!韓国経済(三橋貴明/彩図社)
posted by かせっち at 21:56| Comment(0) | TrackBack(1) | 経済(メモ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月08日

ザ・デイ・アフター

昨日紹介した「本当はヤバイ!韓国経済」を読んでいると、韓国経済には悲観的にならざるを得ない。多少割り引いて考えても、状況は「危機を回避できるか?」という段階はとうに過ぎ、「危機はいつ起きるか」という段階にあるように見えるからだ。

もし「その日」が年内に起きたとしたら、現在の盧武鉉政権にとって最大の打撃になることは言うまでもない。独善的な左翼的政策を推し進めた結果がこの有様と知れば、国民の非難は盧武鉉大統領と386世代の側近達に向けられるだろう。

同時に年末に行われる大統領選挙に決定的な影響を及ぼすだろう。既に与党陣営は盧武鉉大統領から距離を置いているが、「経済破綻を起こした責任は盧武鉉大統領と与党にある!」と野党候補者が宣伝すれば、与党陣営の候補者の勝つ目はほぼ無くなるだろう。

そしてこれは北朝鮮にも影響を及ぼすだろう。

現在北朝鮮が強気に出られているのは、太陽政策を掲げる盧武鉉政権の韓国が北朝鮮を支援しているからである。しかし韓国自身が経済破綻してしまえば自分の世話で精一杯で、北朝鮮を支援することなど二の次になるだろう。

実際、韓国の若者は同じ民族の北朝鮮を「没落した遠い親戚」くらいにしか思っていないという調査結果もある。既に別々の国家となって久しい両国において、韓国自身が経済破綻してもなお北朝鮮を支援するとしたら、国民は納得しないだろう。

また年末の大統領選において、前述の理由から野党陣営の大統領が選出されれば、その政権が反北政策を掲げることは必定。金大中、盧武鉉の二代に渡って続けられた太陽政策は終焉を向かえ、北朝鮮は大きな後ろ盾の一つを失うことになるだろう・・・

***

「その日」を迎えるきっかけは、円キャリー・トレードの清算と言われている。そして日銀が利上げを行うと、円キャリー・トレードの清算が始まると予想されている。そして日銀が利上げを行うタイミングは参議院選挙の後と専らの噂。


8月以降、何かが起きる?
posted by かせっち at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国・朝鮮(経済) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月07日

本当はヤバイ!韓国経済

本当はヤバイ!韓国経済(三橋貴明/彩図社)

(第1章より)
この韓国の「年間輸出額3000億ドル突破!」からも分かるように、見出しの数字や文句だけを眺め、何となく理解した気になっていると、とんでもない判断のミスを招くことになる。各指標の意味を理解し、その数字の「本当の意味」を解析していかなければ、各数値、指標の真の姿は見えてこない。新聞や政府発表は、表の数字だけを報道するのみであり、誰もその本当の意味を教えてはくれない。だが、少なくとも国際収支と、その周囲の経済統計を正確に理解することで、新聞紙上で発表される数字が実際には何を意味しているのか、現実の経済の中で一体何が起きているのかを正しく認識する手助けにはなるであろう。これは、筆者が本書を執筆しようと思い立った理由の1つでもある。


2ちゃんねるの韓国経済スレの常連「三つ子の赤字神」こと三橋貴明氏が、新聞紙上で踊る経済指標の意味するところを、韓国経済を題材にして分かりやすく解説した書。

「決して韓国を揶揄することが目的ではない」という建前ではあるが(笑)、「ここまで典型的な、明確に近未来の破綻を示す国際収支にはお目に掛かったことがない」と氏に言わしめる程、韓国経済はヤバイ状況にあるという。

氏の本業である中小企業診断士が企業の財務体質を分析するように、第1部では韓国経済の国際収支の数字を一つ一つ調べていき、第2部ではその数字と韓国の主要新聞のニュースをつき合わせ、ヤバイ状況を生み出した韓国社会の原因を抉り出していく。

「ウォン高」→「輸出企業不振」→「経常収支赤字化」→「国内の資金不足」→「短期外債急増」→「資本収支黒字増加」→「ウォン高」…、という無限ループの意味するところがわからない人向けの入門書なので、2ちゃんのスレの内容からはかなりはしょっている。

詳しく知りたい人はまとめサイトをどうぞ。


参考:
韓国経済wktkスレまとめサイト Wiki
韓国経済崩壊を読み解くには(Doronpaの独り言)
posted by かせっち at 21:59| Comment(8) | TrackBack(0) | 韓国・朝鮮(経済) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月06日

新聞社 破綻したビジネスモデル

新聞社 破綻したビジネスモデル(河内 孝/新潮新書)
(まえがきより)
この本は新聞業界の内幕を書いた暴露本でも、私が勤めていた毎日新聞についての内部告発でもありません。「反戦と平和」とか「記者クラブ制のあり方」など、ジャーナリズムを論議するつもりもありません。

ビジネス、産業としての新聞の現在を見つめ、その将来を考えて見たいのです。


元毎日新聞社常務 河内孝氏による新聞社ビジネスについての書。「まえがき」にもあるように、新聞社の経営的側面についての考察であり、新聞言論の思想性やジャーナリズム論等には全く触れない。


そうでなければ、読売・朝日の二大勢力に対抗するために

「右の代表格」の産経と「朝日と同列の左」の毎日と

「朝日よりも左」の中日による業務提供など思いつくはずもない(笑)



この本で述べられている新聞産業のポイントを簡単にまとめてみる。

・新聞社の収入の柱は、新聞販売店経由での売上(1.7兆円)、広告売上(1兆円)、出版事業(3,700億円)、駅・コンビニでの即売(700億円)の4つ。

・新聞社の最大の収入源は新聞販売店経由の売上だが、その売上の4〜50%が販売手数料+販促費として新聞販売店に支払われるという、相当な高コスト構造。

・新聞社の第2の収入源であり、全体の約半分を支える広告売上の算定基準は、新聞の発行部数が元になる。つまり発行部数が増えれば広告売上も増える。

・新聞の折り込みチラシは、新聞社ではなく新聞販売店の収入になる。新聞販売店にとって大きな収入源で、やはり販売部数に応じてチラシ広告の収入も増える。

・更に新聞各社間での販売合戦に伴い、新聞社から支給される販促費や補助金なども、新聞販売店にとって大きな収入源になっている。


このような背景を押さえると、新聞社経営に関するニュースの裏が見えてくる。何故新聞社は部数獲得競争に走るのか、異常な高コスト体質にも関わらず戸別販売網の維持に執着するのは何故か、新聞販売店は何故「押し紙」を受け入れるのか、強引な新聞勧誘の手口、等等・・・

こうした新聞社経営の問題点を指摘する他、全国のテレビ局を大手新聞各社が系列化していく歴史的過程、ネット時代における新聞業界への提言などが述べられている。


参考:
[ネット時代の新聞]「寂し気な恐竜たち−新聞の未来−」河内孝さん講演(ガ島通信)
新聞に関してオツムに突っ込んでおくべき、すでに明らかな10のことがら(404 Blog Not Found)
posted by かせっち at 22:23| Comment(0) | TrackBack(2) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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